ロシア政府は、政府機関がビットコインなどの仮想通貨を押収することを可能にする法律を計画している。

地元メディアのRBCが7日、関係者の話として報じた。ロシア内務省が関係機関と協力して計画を策定し、2021年にも法律を成立させるスケジュールで動いているという。

法律ではビットコインと名指しはされず、一般的な「デジタル資産」と呼ばれることになるそうだが、RBCは主な狙いが仮想通貨だと指摘する。

ロシア議会の特別委員会のニキータ・クリコフ委員長は、RBCに対して次のように仮想通貨押収の必要を強調した。

「仮想資産を使用した犯罪は絶え間なく増加し続けている。および、この種の犯罪に直面する消費者への保護の欠如は、当然、仮想資産取引所の法的規制とコントロールのメカニズムを開発する必要性を示している」

政府が仮想通貨を押収するとなると、どのように保管するのかという問題が生じる。そこで、押収した仮想通貨を保管するための政府独自の仮想通貨ウォレットを作成することも計画されているという。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版