ロシア議会は、第二読会で同国の仮想通貨規制に関する法案である「デジタル金融資産に関する法案」を採択した。3月5日に同国国会ウェブサイトで発表した。

下院議長であり法案の起案者の一人であるヴャチェスラフ・ヴォロディン議員は、同改正案は「デジタルライト(“digital rights”)」の概念の難解さを解決することを目的としていると強調。「法案の採択後には、個人と法人は、さらなる後ろ盾を得て、将来の経済発展の恩恵をより深く受けることができるようになる」と力説した。

タス通信がインタビューしたもう一人の起案者であるパヴェル・クラシェニコフ氏によると、今回の改正案にはスマートコントラクトに関する明確な記載があるという。

「スマートコントラクトは独立した取引ではなく、あらゆる民法契約(売買契約、リース、受託契約)が自動的に実行されるための条件に過ぎない。このような契約条件は現時点でも銀行業界では一般的だ」

第二読会前には、プーチン大統領が来年の夏までにデジタル金融資産およびデジタル経済発展に関わる規制を定める要請していた

翻訳者 ロシアンOLちゃん
14歳の時に来日してから日本が好きになり、日本語の勉強を始める。大学卒業後、商社、PEファンドなどを経て、現在ではブロックチェーン産業に携わり、SNSでロシアや欧州のブロックチェーン、クリプト情報を発信している。

原文 Russia Adopts Bill Aimed to Provide Domestic Crypto Legislation in Second Reading