ミレニアル世代や経験の浅い投資家を対象として人気のある取引アプリであるロビンフッドは、仮想通貨の主要なハブとなり、デジタル資産がメインストリームとなっているさらなる証拠を提供している。

ロビンフッドは8日、2021年第1四半期に950万人のユーザーがプラットフォーム上でデジタル資産を取引したと報告している。これは前四半期から6倍となっている。

ロビンフッドは、ビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ビットコインSV(BSV)、ドージコイン(DOGE)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、イーサリアムクラシック(ETC)など、いくつかの主要な仮想通貨の取引を提供している。さらにロビンフッドは12近くのデジタル資産のリアルタイムの市場データを提供している。

ロビンフッドの仮想通貨ビジネスが拡大していることは、過去6か月間の仮想通貨市場の規模と成長率を考えると、驚くことではない。すべての仮想通貨の時価総額は4月に2兆ドルに達し、わずか3ヶ月で2倍になっている。

これらの時価総額増加は、1月以来のビットコインの上昇によって引き起こされた。ビットコインの上昇がスローダウンされるにつれて、アルトコインが引き継いでいる。コインマーケットキャップのデータによると、ビットコイン以外の仮想通貨が市場全体の約45%を占めている。

しかし、2021年はロビンフッドにとってプラスなことばありではなかった。個人投資家の間で人気が高ったゲームストップ株などの株式の取引が停止することになった後、ロビンフッドは論争に巻き込まれてしまった。その結果、ロビンフッドを巡る世間の雰囲気は一変し、上場の計画を再考せざるを得なくなった

それでも、ロビンフッドが先月に米証券取引委員会(SEC)に提出した書類によると、新規株式公開を進めている。いつIPOが行われるかについては定かではないが、「SECがレビュープロセスを検討した後、市場やその他の条件に応じて」提供が進むとしている。