国際送金企業リップルは、XRPレジャー(XRPL)開発者エコシステムにスマートコントラクトを追加することを発表した。XRPLの拡張機能を利用する開発者を引きつけることを目指し、ユーザーやビルダー、起業家に対してさまざまなユースケースが開かれることになるという。
リップルによれば、スマートコントラクト機能は「今後数ヶ月以内」にXRPLのイーサリアム・バーチャル・マシン(EVM)サイドチェーンで稼働する予定だ。
Source: Ripple
さらに、リップルはスマートコントラクトがXRPLのメインネットでも利用可能になると述べた。しかし、まだ研究段階にあり、展開の具体的なタイムフレームは提供していない。
DeFi開発者との共同
スマートコントラクトは、取引や契約を仲介者なしで、特定の条件が満たされたときに自動的に進行するプログラムであり、ブロックチェーン上に保存される。
スマートコントラクトには、分散型金融(DeFi)からサプライチェーンまで、さまざまなユースケースと潜在的な応用がある。イーサリアム、BNBチェーン、アバランチ、ソラナなどの人気ブロックチェーンプラットフォームで分散型アプリケーション(DApps)の開発に使用されている。
リップルは、DeFi開発者との協力に「意欲的」であり、コミュニティメンバーに設計の詳細について意見を提供するよう呼びかけた。EVM言語に精通したプログラマーに対して、そのサイドチェーンでの可能性を探るよう招待した。リップルはまた、サイドチェーンがイーサリアムベースのスマートコントラクトを使用する開発者向けに作成されたものであると述べた。
これにより、イーサリアム上でスマートコントラクトを構築するために使用されるプログラミング言語であるソリディティを利用することができる。
リップルによれば、スマートコントラクトはブロックチェーン企業ピアシストと共同で開発したサイドチェーンを通じてXRPLエコシステムに導入されるという。リップルはこの新しい開発がブロックチェーンの魅力をより多くの開発者にアピールするのに役立つと考えている。
リップルは「このサイドチェーンはイーサリアム・バーチャル・マシン(EVM)互換性をXRPコミュニティにもたらし、開発者が馴染みのあるツールやプログラミング言語を使用できるようにすることで、XRPレジャーの魅力を世界の開発者コミュニティに広げる」とした。また、XRPLのプログラマビリティを高める勢いは2025年にさらに加速し、スマートコントラクトをメインネットに追加するという目標に向けて進展を続けると付け加えた。
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