リップルの第2四半期XRPマーケットレポートによれば、2024年第2四半期におけるXRPレジャー(XRPL)の取引数が、第1四半期と比較して大幅に減少した。
2024年第2四半期のXRPLのオンチェーン取引活動は、2024年第1四半期の2億5139万件と比較して65.6%減少し、約8638万件となった。「主要なプロトコルの多くで、第2四半期に活動が減少した。XRPLも例外ではなく、第1四半期と比較して第2四半期のオンチェーン活動は顕著に低下した」。
取引活動の減少は、取引ごとのコストが四半期中に168%上昇し、1取引あたり0.00394XRPとなったことによる。リップルは、このコストはネットワーク負荷に応じて増加し、ピアツーピアネットワークをスパムから保護するためだと説明している。

取引コストの上昇と取引活動の減少は、前四半期の結果とは逆の動きとなった。前四半期では、2023年第4四半期から2024年第1四半期にかけて取引数が倍増し、平均取引コストがほぼ半減していた。
取引活動が減少しているにもかかわらず、リップルはデジタル資産取引所アーチャックスが来年中に「数億ドル」相当のトークン化された実世界資産(RWA)をXRPLに持ち込むと予想している。
一方、リップルは2024年中に、米ドル預金、短期米国債、その他の現金同等物に裏付けられたステーブルコイン「リップルUSD」を発行する計画を改めて強調した。