米リップル社のブラッド・ガーリングハウスCEOは19日にフォーチュンのポッドキャスト「ブレインストーム」の中で、仮想通貨(暗号資産)リップル(XRP)はビットコイン(BTC)と競合しているわけでないとし、ビットコインの成功を望んでいると語った。
「私はリップルがビットコインと競合しているとは考えていない。私はビットコインを保有している。ビットコインが成功することを望んでいる」
ガーリングハウス氏は、11月に、次期米国大統領に民主党のジョー・バイデン氏が当確になったという報道を受けて、ビットコインが環境政策の標的になる可能性を指摘。「注意を払ったほうがいい」とビットコインの保有を警告していた。
同氏はビットコインの上昇は、アルトコインにとってポジティブな効果をもたらすと話した。
中国に感動
ポッドキャストの中でガーリングハウス氏は、中国が中央銀行デジタル通貨(CBDC)の開発で先頭を言っていることにも言及。しかし、国際送金のイノベーションを目指すリップルにとって、脅威になるとみられるCBDC開発については、恐れよりも称賛しているという。
ガーリングハウス氏は中国は正しい行為をしていると主張した。
「私は中国共産党を批判していない。本当に感動している。彼らは非常に戦略的で、支配することに注力している」
さらに、米国が中国に対して5Gで遅れたことを問題視し、仮想通貨でも同様になると警告した。
「決済に関する世界的な金融インフラ競争で、同じ過ちを繰り返す危険があるだろう」
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン