リップル社は、ラテンアメリカでの市場拡大を狙って新たにブラジルにオフィスを立ち上げた。コインテレグラフブラジル版が10日に報じた

11日~13日に開催されるフィンテック系の一大イベントCIAB Febrabanで正式発表される予定だ。ブラジルのオフィス立ち上げを主導するのは、金融機関向けの保険サービス販売などを手がける保証サービスプロバイダーTHE WARRANTY GROUPのブラジル子会社でCEOを務めていたルイス・アントニオ・サッコ氏。リップルには今年3月にジョインした。

リップル社の決済ネットワーク「リップルネット」は、これまでブラジルのサンタンデール銀行、ビーテック・グローバル、レンディメント銀行の3社を顧客として抱えている。サッコ氏は、教育への投資がブロックチェーン技術のさらなる普及に向けて重要であると指摘する一方、この領域での研究がラテンアメリカでの雇用拡大につながると期待している。

リップル社は今年1月、リップルネットへの参加機関は全部で200を超えたと発表した。

編集・翻訳 コインテレグラフ