ブロックチェーン分析を手掛けるWhale Alert(ホエールアラート)の最新レポートによれば、ステラの最高技術責任者(CTO)であり、リップルの共同創業者の1人であるジェド・マケーレブ氏は、2020年に4億1100万ドル相当のXRPを売却し、現金化していた。

マケーレブ氏は、2020年の1年間に12億XRPを1コインあたり平均0.34ドルで売却した。この総額は、リップルラボの決済アカウントに保持されているマケーレブ氏のXRP保有分の27%に相当する。マケーレブ氏は2014年から19年までの5年間で約10億XRPを売却していることを考えると、XRP売却のペースが速まっていることがわかる。

Whale Alertの推定によると、マケーレブ氏の現在のXRP保有額と清算したXRPの合計額は約12億ドル相当にのぼる。

まるでマケーレブ氏は売却のタイミングをうまく図っているようだ。リップルは現在、米証券取引委員会(SEC)からの訴追を受けるなど、苦境に立たされている。

マケーレブ氏は2014年にリップルを去った時、共同創業者として95億XRPを報酬として受け取っている。同年、マケーレブ氏はリップルと契約を結び、市場への下げ圧力を避けるために1週間で売却できるXRPの量に制限を設けた。

マケーレブ氏によるXRP売却については、これまでもXRP価格への影響を巡って批判もあったが、マケーレブ氏は一貫して価格に影響を与えていないと主張してきた。マケーレブ氏とリップルの契約は2023年に終了する予定だ。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

 

コインテレグラフジャパンでは、最新ニュースから厳選した記事をLINEで配信しております!忙しい時も手軽に最新情報を手に入れましょう!

コインテレグラフ公式LINEご登録はこちら