ブロックチェーン決済企業リップルが、ステーブルコイン発行企業サークルの買収を目指し、最大50億ドルの買収提案を行っていたことが明らかになった。ただし、この提案は「金額が低すぎる」として拒否されたという。

ブルームバーグの報道によれば、リップルは40億〜50億ドルの範囲でサークルの買収を打診したが、サークル側がこれを拒否したという。この買収提案は、サークルが米国で新規株式公開(IPO)を申請してから30日も経たないうちに行われた。

コインテレグラフはサークルおよびリップル両社にコメントを求めたが、記事執筆時点でいずれからも回答は得られていない。

訴訟問題の進展と今後の展望Court cases winding down

リップルがサークル買収を本格的に再検討するかどうかは、同社が米規制当局との間で抱えていた法的問題の解消状況によって左右される可能性がある。

2024年8月には、2020年に米証券取引委員会(SEC)から提起されていた訴訟で、リップルが1億2500万ドルの賠償責任を負うとの判決が下された。しかし、ガーリングハウス氏は2025年3月、SECがこの判決に対する控訴を取り下げる意向を示したと発表。その後、リップルは下級審判決に基づく和解金として5000万ドルを支払う予定であることを明かした

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