リップル(XRP)がイーサリアムを追い抜いて時価総額ベースで第一位のアルトコインになり、物議をかもしている。

 リップル社が運営する決済ネットワークのトークンであるXRPは今週、一部取引所で2.65ドルをつけた。12月初めには0.24ドルで取引されており3週間で10倍になったことになる。

 年末にかけて、リップル以外にもモネロ、イーサリアム、イーサリアムクラシック等も高値更新している。

 だがやはり一番注目浴びているのが30日に時価総額が10兆円を超えたリップルだ。XRPの高騰はビットコインのマーケットシェアを38%以下に押し下げた。

 リップルの躍進は金融機関や企業との提携が材料になっている。またリップル社の株主には英スタンダードチャータード銀行や米ITコンサルティング大手アクセンチュア、そしてSBIホールディングス等が名を連ねており、金融大手から大きな期待を寄せられている。

 これをうけて、仮想通貨業界は警戒を強めている。リップルは中央集権的に運営され、トークンの応用方法は限られているからだ。

 仮想通貨マイニング機器大手のビットフューリーのジョージ・キクヴァヅェーCEOは29日、自身のツイッター上で「リップルは中央集権的なソリューションだ。同社への信頼だけがベースになっているが、それだけで1000億ドルの時価総額になるだろうか。一方でビットコインは非中央集権的なソリューションだ。数学と暗号学への信頼がベースになっている。それで2350億ドルの時価総額?過去のソリューションと未来のソリューションの間で、間違った値付け(ミスプライシング)が起こっている」。

 影響力のある著名アカウントであるWhalePandaも、リップルをねずみ講に例えて「ブロックチェーンでさえないリップルが仮想通貨の未来だと本当に信じているなら、(詐欺コインとされる)BitconnectやOnecoinをあなたに売ってあげよう」。

 ベンチャー投資家のクリス・バーニスク氏やブロックチェーン専門家のプレストン・バーン氏も同様にXRPの躍進について懸念を示している。