南アフリカの食料品小売店Pick n Payは、39店舗での3ヶ月間の試験運用を経て、1,628店舗すべてでビットコイン(BTC)を受け入れるようになった。

ユーザーは、スマートフォンのアプリを利用するか、QRコードをスキャンして、支払い時に南アフリカランドの換算レートを受け入れることで、仮想通貨を使用して商品の支払いができるようになる。

BTCでの支払いには、ビットコイン・ライトニング・ウォレットと、ビットコイン・ライトニング・ウォレットと連携したクリプト・コンバート社のスキャナアプリ「CryptoQR」が必要となる。決済の流れとしては、ユーザーがCryptoQRアプリで商品のQRコードをスキャンし、ウォレットに進み、レートの確認と取引を完了させる必要がある。

ツイッターの中では、Pick n Payの店舗で日用品の支払いにビットコインを使用した経験を共有している人もいた。

この動きは、南アフリカの金融規制当局である金融セクター行動庁(FSCA)が10月に金融関連の法律を改正し、暗号資産を金融商品として分類したことを受けたものだ。この法改正では、南アフリカで初めて仮想通貨を規制対象とし、金融サービス事業者が国内外で暗号資産を提供できるようにしたものだ。