ロシア発のメッセージアプリ「テレグラム」のブロックチェーンTONで使われるトークン「グラム」がSEC(米証券取引委員会)から「一時的な禁止命令」が出たことに対し、同トークンの投資家らが延期に同意した。
フォーブス・ロシアは23日、テレグラムチームに近い2名の情報筋の話として報じた。
テレグラムは今月11日にTONトークンが未登録証券にあたるとの発表を受けて、メインネットの立ち上げを延期。これを受けてTONの独自トークンであるグラムへの投資家に対し、メインネットの立ち上げを今月31日から2020年4月30日に延期したいとするレターを書いた。投資家らはこれに同意し、プロジェクトを支持するとした。
テレグラムは投資家との間で誓約日にプラットフォームを展開できなかった場合に払い戻しを受ける資格があるとしていた。10月23日は投資家が「約77%」分の払い戻しを受けるかを決定する期限だった。
テレグラムの公聴会は今月24日に予定されていたが、来年2月18日〜19日に延期されている。これに対しテレグラムは有利になると見ている。
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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版