仮想通貨ATMの市場規模、2023年までに127億円超予測

 仮想通貨のATM市場は、2023年までに1億1450万ドル(約127億6000万円)に拡大する見通し。リサーチ・アンド・マーケッツ社が4日発表した

 研究者は、仮想通貨ATM市場は18年の1630万ドルから、23年には1万4450万ドルに拡大すると予測している。2018年から2023年までの年平均成長率(CAGR)は54.7%となる見通し。

 この調査によると、予測期間中の顕著な成長は、2ウェイATMによってもたらされる。2ウェイATMとは、顧客が仮想通貨を法定通貨に、法定通貨を仮想通貨に変えられるタイプのATMだ。ATMの機能が、人気を押し上げる原動力であるという。

 このレポートの著者は、急速な機能の拡張と、米国、ドイツ、日本などの先進国における仮想通貨の採用率の高まりを、仮想通貨ATM市場における主要な成長要因としてのを強調している。

 北米の仮想通貨ATM市場は、2023年までに最大シェアを占めると言われている。仮想通貨ATMの筐体メーカーとソフトウェアプロバイダーが多数存在し、投資環境が良好だからだ。
同時に、仮想通貨ATM市場の成長を制限する要因として、暗号通信の認識と技術的な理解の欠如に加えて、規制の不確実性をあげている。  

 メインストリームの採用をターゲットにしているオンタリオ州拠点のビットコイン(BTC)およびイーサリアム(ETH)ATMメーカーであるローカル・コインATMは、カナダでは3カ所に一連のETHのATMを設置している。2017年時点では、トロント、ブランプトン、エトビコークに設置している。同年、韓国のATMメーカー曉星は、 BTCを国際的なATMモデルに統合した。

 仮想通貨ATM市場は今後5年間で成長すると予測されているが、従来のATMメーカーはデジタル通貨をビジネスにとっての脅威と考えている。3月には、世界最大手のATM事業者であるカードトロニクス社が、年次報告書でビジネスの主要なリスクは仮想通貨と述べている。消費者行動分析によると、従来の物理的な紙幣よりも電子決済を選択するユーザーが増え、ATMの使用が減少したことで、支払方法に大きな変化が生じた。