カナダの仮想通貨取引所コインスクエアがほぼ30%のスタッフのレイオフ(一時解雇)を行った。カナダのテック系メディアBetaKitが31日に報じた。弱気相場が続く中、事業規模を縮小し始める仮想通貨やブロックチェーン関連企業は増えている。
コインテレグラフはコインスクエアに事実関係の連絡を取っているものの、執筆時点で返信は来ていない。
報道によると、解雇されるスタッフの中には、CFO(最高財務責任者)やCOO(最高執行責任者)も含まれているという。かつては150人ほどが働いていたが、現在は約40人ほどの余剰が出てきているそうだ。
BetaKitのインタビューに応じたコインスクエアのダイアモンドCEOは、他のカナダの取引所と異なり「コインスクエアは全く問題ない」としつつも「リソースを責任を持って管理する必要がある」と話した。
「ボラティリティの高さは過去最高になっている。過去21ヵ月でコインスクエアは、3人から150人に人員を拡大した。一部削減してマーケットでの力強いポジションを保持することに決めた」
ちなみにコインスクエアのバランスシートには4000万ドルの資産があり、ほとんどがキャッシュだという。
コインスクエアは昨年12月、欧州への進出を発表。また、昨年9月には国外での成長を促進するために1億2000万ドル規模のIPOを実行する予定が報じられていた。
事業縮小続く
弱気相場が続く中、事業規模を縮小し始める仮想通貨やブロックチェーン関連企業は増えている。
仮想通貨マイニング大手ビットメインは昨年12月、従業員5割ほどの人員削減を認めた。またマイニング施設の閉鎖も始めている。またイーサリアム上の分散型アプリ(dApp)開発で有名なコンセンシスは、「より無駄のないプロジェクト運営」を掲げ、人員削減を進めている。
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— コインテレグラフ⚡仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年10月31日
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