NonFungibleによる最新のレポートによると、モンスターをバトルさせるブロックチェーンゲーム「アクシー・インフィニティ」のプレイヤーは、2021年に約35億ドル相当の非代替性トークン(NFT)を取引した。これはブロックチェーンゲーム全体で取引されたNFTの約3分の2を占める。アクシ―・インフィニティがトップだが、2位はNBAトップショットの8億2700万ドル、3位はファンタジーゲームのLootで2億4200万ドルだった。

2018年にベトナムのゲーム開発企業スカイメイビス(Sky Mavis)によって制作されたゲームは、プレイヤーが毎日のクエストを行い、ほかのプレイヤーとバトルするために使う「アクシ―」と呼ぶクリーチャーを収集する。アクシ―でタスクを完了すると、Smooth Love Potions(SLP)と呼ぶ報酬がプレイヤーに与えられる。これは取引所で売ることができ、プレイヤーが収入を得る方法となる。

昨年11月、アクシ―・インフィニティの人気は大幅に高まった。特にアクシ―・インフィニティをプレイした方が、最低賃金の仕事よりも多くの収入がエルことができる発展途上国のゲーマーの間で人気が高まった。しかしSLPの価格は過去1年間で67.5%下落しており、開発者に対する不満の声も出ている。

価格の下落はゲームに参加するプレイヤーが増加したことで、トークンがインフレを起こしたことが要因のようだ。昨年3月時点では月間プレイヤーは約100万人だったが、現在は約270万人に増えており、それに伴い、SLPの循環供給は5億4170万から51.3億に増加した。