ソラナ(SOL)は日足チャートでダブルボトムのパターンを見せており、今後数週間で250ドル付近への回復が視野に入ってきた。

ボリンジャーバンドが示唆する反発の兆し

ジョン・ボリンジャー氏は、自身の考案したボリンジャーバンドの分析手法を用い、イーサリアムとソラナのチャート上に「ダブルボトム」が出現しつつあると指摘し、「そろそろ注目すべき時期かもしれない」と述べた。

この見解は、ソラナ価格が175ドル付近で二度下げた後に安定したことを受けたもので、今後大きな値動きが控えている可能性を示唆する。ボリンジャー氏によれば、これはソラナにとって前向きなサインだという。

ボリンジャーバンド指標は、単純移動平均線を中心に標準偏差を用いて価格レンジとボラティリティを測定するものだ。現在、ソラナのボリンジャーバンドは日足チャート上でW字型の下限部分、すなわち2つ目の底を形成している。

BTC/USD週足チャートとボリンジャーバンド Source: Cointelegraph/TradingView


このパターンにおいて、10月11日の172ドルが最初のボトム、そして先週17日の174ドルが2度目のボトムとなり、ボリンジャーバンドの下限を再テストする形となった。

このダブルボトムが確定すれば、ソラナ価格は現在の水準から反発し、まず210ドルのネックラインを目指し、その後はチャートパターンが示す目標値である250ドル付近まで上昇する可能性がある。

仮想通貨系ユーチューバーのラーク・デイビス氏は20日のX投稿で「RSI(相対力指数)がモメンタムブレイクアウトに近づき、MACDも強気のクロスを形成しようとしている。ソラナは非常に建設的な動きを見せている」と述べた。

同氏が共有したチャートでは、ソラナ価格が日足でダブルボトムを形成している様子が確認できる。

「このWボトムが確定すれば、価格目標は250ドル。ネックラインを上抜けた時点で確定する」とデイビス氏は説明した。また「強気派が200日EMAを維持できるかどうかが鍵だ」と付け加えた。

SOL/USD 日足チャート Source: Lark Davis

機関投資家のソラナ投資が拡大

コインシェアーズのデータによると、機関投資家によるソラナ関連投資商品の需要が増加している。

SOLの上場投資商品(ETP)は、先週1億5610万ドルの資金流入を記録し、年初来の流入額は28億ドルに達した。

仮想通貨ファンドの流入額. Source: CoinShares

一方で、世界全体の仮想通貨投資商品は5億1300万ドルの純流出となり、とくにビットコイン(BTC)からの資金引き揚げが顕著だった。ビットコインは主要資産の中で唯一流出を記録し、その額は9億4600万ドルにのぼった。

コインシェアーズのリサーチ責任者ジェームズ・バターフィル氏は、「ソラナETFのローンチへの期待が流入を牽引した」と指摘する。

米証券取引委員会(SEC)は、政府閉鎖の影響で審査が遅れている9件のソラナ現物ETF申請について判断を下す見通しだ。承認が下りれば、7月2日に3300万ドル超の初日出来高を記録したREXオスプレイ・ソラナ・ステーキングETF(SSK)のように、数十億ドル規模のマネーが流入する可能性がある。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。

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