ポリゴンと、アレクシス・オハニアン氏のベンチャーキャピタルであるセブンセブンシックスが金曜、ソーシャルメディアとウェブ3.0の交差分野で活動するプロジェクトを支援する、2億ドルのイニシアティブを発表した。このイニシアティブは、ポリゴンのインフラ上に構築されるゲームアプリケーションやソーシャルメディア・プラットフォームに焦点を置く。

オハニアン氏は05年にレディットを共同創設し、10年に退社したが、14年に取締役会長として復帰し、企業再建を主導した後、20年に辞任している。同氏はコインベースやインスタカート、スカイメイビス(アクシーインフィニティの開発企業)、パトレオンなど、有名なテック企業やブロックチェーン企業数社のシード投資家も務めてきた。

ポリゴンのエコシステムは今年、イーサリアムのスケーリングソリューションとして急速に拡大し、そのネットワーク上には3000を超える分散型アプリケーションが構築されている。そのトークン価格はプロトコルの立ち上げとクロスチェーン移行が最大の原動力となり、今年の大半にわたって上昇した。

ポリゴンの共同創設者サンディープ・ネイルワル氏はソーシャルメディア・ビジネスモデルについて、特に次世代のインターネットを指す幅広い概念であるウェブ3.0の観点から、「世界に対する大規模な影響力」を持つと述べている。ウェブ3.0を通して「ユーザーが価値を生み出し、ネットワークを制御し、報酬を得る」という。

オハニアン氏にとって、ポリゴンとの提携が初めてのウェブ3.0への進出ではない。同氏は11月にソラナベンチャーズと組み、さまざまなウェブ3.0イニシアティブのために1億ドルを調達している