ブルームバーグによれば、米国最大の仮想通貨取引所コインベースが、予測市場とトークン化株式への参入を来週にも発表する見通し予定だ。
ブルームバーグは木曜日、事情に詳しい匿名筋の話として、コインベースが来週、予測市場とトークン化株式をローンチする計画を発表する予定だと報じた。同社は来週水曜に新製品を紹介するライブ配信を行う予定だ。
約1ヶ月前、テック研究者ジェーン・マンチュン・ウォン氏が、開発中サイトのスクリーンショットとともに、コインベースがトークン化株式およびカルシ提供の予測市場向けランディングページを準備していると指摘していた。
カルシと予測市場連合を結成
ブルームバーグの報道と同じ日、コインベースはカルシとクリプト・ドットコムが発表した予測市場業者のグループである「予測市場連合(CPM)」に加盟した。
「コインベースの使命は世界に金融の自由をもたらすことだ。そして予測市場は本質的に事実発見と真実の追求を民主化する」と、コインベースの最高政策責任者であるファリヤー・シザド氏は述べた。
また、CPMが米国の政策立案者と協力し、予測市場へのアクセスを維持するための取り組みを進める重要性も強調した。
カルシは2018年、MIT卒業生のタレク・マンスール氏とルアナ・ロペス・ララ氏によって設立された。ユーザーが現実世界のイベント結果を金融資産のように取引できるプラットフォームであり、ポリマーケットやオピニオンなどのライバルと並び、主要な予測市場プラットフォームとして台頭している。Dune Analyticsのデータによれば、週間取引高は約10億ドルに達する。
コインベースが予測市場に参入するタイミングは、業界が急成長する中でのものだ。週間取引高は先週に約40億ドルの過去最高を記録しており、一部専門家は数字の正確性に疑問を呈しつつも、競争は加速している。
ライバル取引所も予測市場の展開を急いでおり、クリプト・ドットコムは10月にトランプ・メディアとの統合を予定した専用プラットフォームを発表した。さらに水曜日には、ウィンクルボス兄弟が創業したジェミナイが、米国で予測市場を提供するための商品先物取引委員会(CFTC)からライセンスを獲得した。
コインテレグラフは、コインベースの予測市場およびトークン化証券への取り組みについてコメントを求めたが、執筆時点では回答を得られていない。
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