弱気派が売り続ける　仮想通貨チャート分析：ビットコイン・イーサ・XRP（リップル）・ソラナ

ビットコイン価格予測

ビットコイン（BTC）は9万3,000ドルで下支えを試みているが、明確な反発が見られないことから、弱気派が圧力をかけ続けていることが示されている。

反発が入っても、10万ドルという心理的水準では売りが出るとみられる。もし10万ドルから再び下落する展開となれば、この水準がレジスタンスに変わったことを示す。そうなれば、8万7,800ドルへの下落、さらに8万3,000ドルへの下落リスクが高まる。

強気派に残された時間は多くない。ビットコイン価格を20日EMA（10万2,022ドル）上に素早く押し上げる必要がある。これにより弱気モメンタムが弱まり、BTC/USDTは50日SMA（10万9,927ドル）まで上昇する可能性が出てくる。

イーサ（ETH）は3,350ドルのブレイクダウン水準を下回る取引が続いているが、弱気派は3,000ドルを明確に割り込ませることに失敗している。

ETH/USDTは20日EMA（3,444ドル）まで上昇する可能性があるが、この水準では弱気派が強く売り仕掛けてくるとみられる。20日EMAから鋭く下落すれば、3,000ドル割れのリスクが高まり、2,500ドルまで急落する可能性がある。

一方で、買い手が価格を20日EMA上へ押し戻すことに成功すれば、50日SMA（3,871ドル）まで反発する可能性がある。50日SMAを終値で上回れば、調整局面が終わりつつあることを示唆する。

XRPは下降チャネルの中で下落基調が続いており、戻り局面で弱気派が売り続けていることを示している。

2.15ドル付近に小さなサポートがあるものの、これを割り込むとXRP/USDTはチャネル下限まで急落する可能性がある。チャネル下限では買いが強まるとみられるが、もしこれを割れるような展開となれば、1.61ドルまで沈む可能性がある。

上方向では、50日SMA（2.52ドル）を終値で上回れば強気派が反撃に動き始めていることを示す。短期トレンド転換が示唆されるのは、下降トレンドラインを終値で突破した後になる。

ソラナ（SOL）は堅固なサポートである126ドルに向けてじりじりと下落しており、弱気筋が依然として主導権を握っていることを示している。

反発が入っても20日EMA（159ドル）で売り圧力がかかるとみられる。20日EMAから鋭く反落すれば、126ドル割れのリスクが高まり、ソラナ価格は95ドルまで沈む可能性がある。

一方で、価格が20日EMAを上回れば、下値では実需が強いことを示す。SOL/USDTはその後、50日SMA（186ドル）まで上昇し、その水準で弱気筋が再び売りを仕掛けるとみられる。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。