保ち合い展開続くか？仮想通貨チャート分析：ビットコイン・イーサ・XRP・ソラナ

ビットコイン価格予測

ビットコイン（BTC）は木曜、10万7000ドル付近のレンジ下限から反発し、強気派がこの水準を積極的に防衛していることを示した。

ただし、反発局面では20日間指数平滑移動平均線（EMA、11万1557ドル）付近で売り圧力が予想される。もし価格が20日EMAから反落した場合、10万7000ドル割れの可能性が高まる。その場合、BTC/USDTペアはダブルトップを形成し、10万ドルまで急落する恐れがある。

一方で、価格が20日EMAを明確に上抜けて終値を保てば、BTCは当面10万7000ドル〜12万6199ドルのレンジ内で保ち合いを続ける展開となりそうだ。

イーサ（ETH）は木曜、下降チャネルのサポートライン付近で反発し、下値での買い需要を示した。

ただし、回復局面では移動平均線付近での売り圧力が予想される。もし再び下落すれば、弱気派はETH価格をサポートライン割れに追い込もうとするだろう。このラインを明確に割り込めば、ETH/USDTペアは3350ドルまで下落する可能性がある。

一方、強気派がETH価格を移動平均線以上に押し戻せば、チャネル内での推移が続く見込みだ。レジスタンスラインを明確に突破して終値を維持すれば、次の上昇局面が始まる可能性が高い。

XRPは木曜、20日EMA（2.54ドル）を下回り、弱気派が依然として主導権を握っていることを示した。

弱気派は価格を2.32〜2.19ドルのサポートゾーンまで引き下げようと試みるとみられる。このゾーンでは買い支えが予想されるが、終値で下抜けた場合、売り圧力が一段と強まる可能性があり、XRP/USDTペアは1.90ドルまで急落する恐れがある。

強気派に残された時間は少ない。価格を速やかに移動平均線以上に押し戻せなければならない。下降トレンドラインを上抜けて終値を保つことができれば、トレンド転換の兆候となるだろう。

ソラナ（SOL）は現在、対称トライアングルパターン内で推移しており、市場の方向感の欠如を示している。

もし価格が上昇トレンドラインを割り込むと、SOL/USDTペアは155ドルの強固なサポートまで下落する可能性がある。この水準では買い支えが予想されるが、下抜けた場合は140ドルまでの急落も視野に入る。

一方で、価格が上昇トレンドラインから反発し、20日EMA（194ドル）を上抜けた場合、トライアングルの中での推移がもうしばらく続く可能性が高い。レジスタンスラインを明確に突破すれば、再び買い手が主導権を握る展開となるだろう。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。