上昇トレンド再開なるか　仮想通貨チャート分析：ビットコイン・イーサ・XRP・ソラナ

ビットコイン価格予測

ビットコイン（BTC）は木曜、10万7000ドルの水準から反発し、強気派がこの価格帯を引き続き力強く防衛していることを示した。

強気派は価格を移動平均線以上に押し上げる必要がある。これに成功すれば反発局面入りのシグナルとなり、BTC/USDTペアは史上最高値12万6199ドルへの上昇を試みる可能性がある。

一方で、下値では10万7000ドルのサポートが依然として重要な焦点となる。弱気派がこの水準を下抜き、価格を維持できればダブルトップパターンが完成し、10万ドル、さらにはパターン目標の8万7801ドルまでの下落調整が始まる可能性がある。

イーサ（ETH）は水曜、下降チャネルのサポートラインから反発したが、20日指数移動平均線（20日EMA、4023ドル）で売り圧力に直面している。

弱気派は優位を維持しようと、価格を再びサポートライン以下へ引きずり下ろす可能性がある。これに成功すれば、ETH/USDTペアは3435ドル、さらに3350ドルまで下落するおそれがある。

逆に、20日EMAを明確に上抜ければ、弱気派の勢いが後退しているサインとなる。価格は50日単純移動平均線（50日SMA）まで上昇し、しばらくはチャネル内での保ち合いが続く展開となるだろう。

XRP（XRP）は20日EMA（2.52ドル）に達しており、この水準で弱気派が強力に抵抗する展開が予想される。

価格が20日EMAから急落した場合、市場心理が依然として弱気であり、上昇局面で売り圧力がかかっていることを示唆する。その場合、価格は数日間、下降チャネル内での保ち合いが続く可能性がある。

一方で、価格が20日EMAを上抜けて終値をつけた場合、売り圧力が緩和している兆候となる。XRP/USDTペアは2.69ドル、さらに下降トレンドラインまで上昇する可能性がある。

ソラナ（SOL）は20日EMA（196ドル）に達しており、短期的に重要な攻防ラインとなっている。

強気派がこの水準を明確に上抜ければ、SOL/USDTペアはレジスタンスラインまで上昇する展開が見込まれる。弱気派はこのラインを全力で抵抗するとみられるが、もし突破されれば、強気派優位に傾き、ソラナ価格は238ドル、最終的には260ドルまで上昇する可能性がある。

一方で、価格が20日EMAから急反落した場合、弱気派がペアをサポートラインまで押し戻す展開となる可能性がある。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。