ここに述べられている見解や意見は、あくまで筆者/寄稿者のものであり、必ずしもコインテレグラフおよびコインテレグラフジャパンの見解を反映するものではありません。あらゆる投資や売買の動きはリスクを伴います。意志決定の際には、ご自身でリサーチをお願いいたします。

 ビットコイン先物が開始して矢継ぎ早に、多くの投資家の参入を促すビットコインETFへの期待も高まっている。イスラエル首相も「銀行は淘汰される」と発言し、市場の熱狂がおさまる兆候はみられない。

 だがビットコインの上昇は、ジェットコースターのような道のりになるに違いないので、家を担保にしたり借金をしてビットコインを買うのはいい戦略とはいえない。長期的には上向きでも、時折おこる調整は、お金を借りてまで取引する人にとっては災難をもたらすからだ。だから失ってもかまわない金額だけで投資に取り組もう。 

 リップルが急騰の後、時価総額ベースで第四位の仮想通貨となっている。本分析では、再びリップルも扱うことにした。

BTC/USD ビットコイン/ドル

 前回の分析通り、ここ二日間ビットコインの変動幅が狭まっている。

BTC/USD

 トレーダー達が一休みしておりこれは健全なサインだ。史上最高値付近で値固めできれば、強気派が再び16700ドルを突破しようとするだろう。

 うまくいけば、ビットコインは上昇トレンドを再開し、24291.58ドルに向かうだろう。

 一方でもし高値を上回って推移できなければ、弱気派に活力を与え20日間指数平滑移動平均線まで押し込まれる可能性がある。

 現状においては魅力的な買いの条件が揃っていないので、トレードは推奨できない。

ETH/USD イーサ/ドル

 イーサリアムは目標値だった652ドルを突破し、784.77ドルまでいった。7日間で89%の急騰だ。

ETH/USD

 ローソク足をみると同時線となっており、勢いに衰えがみられる。

 今回の上昇のフィボナッチ・リトレースメントの38.2%と50%地点である643.52ドル、そして599.89ドルまで下げることが予想される。

 反落が終わるかさらなる高値更新をしない限り様子見とする。

BCH/USD ビットコインキャッシュ/ドル

 前回の分析で1500ドルで買いを入れることを推奨した。これは実現し目標値1750ドルも超えた。

BCH/USD

 レンジ上限を突破したが、高値で推移できなかった。だからここで半分利確し、残りのポジションの損益分岐点でストップロス注文をおこう。レンジ上限より上で推移できれば、2387ドルまで行く可能性がある。

 2387ドルを突破できれば、高値を試す可能性がある。2700ドルまでいけば手仕舞うべきだ。

 一方で1758ドルより上で推移できなければ、レンジ相場が続くことになる。

XRP/USD リップル/ドル

 長い値固めの後急騰した。4月末~5月中旬におきた上昇の再演だ。

XPR/USD

 0.12700~0.39887ドルのレンジ相場に対するターゲット値は0.67074ドルだったが、ここも突破した。

 0.86ドル地点で強い抵抗をうけるだろう。よって、低位置からホールドしている人はここで一部利確し、ストップロス注文をつけて残りのポジションをキープするべきだ。

 下値については、上昇が止まるまでサポート線を書くことができない。

IOTA/USD IOTA/ドル

 細長い二等辺三角形(ペナント)を上放れすることを待っていたが、下方に行って弱気傾向となった。

IOT/USD

 ここから​、フィボナッチ・リトレースメントの50%地点でもある20日間指数平滑移動平均線まで押されるだろう。

 下方トレンド線を上抜けしない限り、売り圧力にさらされるだろう。

 下落が終わるまで新規ポジションはつくらないことにする。

LTC/USD ライトコイン/ドル

 前回の分析で312~340ドルが強い抵抗帯となることを予想していたが実際にそうなった。

LTC/USD 342.237ドルの高値をつけた後反落を開始した。

 243.86ドルと213.473ドルに強いサポートがある。(今回の上昇におけるフィボナッチ・リトレースメントの38.2%と50%地点)

 これだけ強い上昇の後は、値固めか調整となる。よって、現状において新規買いはすすめない。  

DASH/USD ダッシュ/ドル

 12月12日、815ドルにあった抵抗を突破。979ドルまでの上昇を予想したが、900ドル以上では売りが出ている。

DASH/USD

 前回の分析にあった強気展望に従って買っていた人は、ここで半分利確し、残りの半分のストップロス注文を736ドルまで上げてほしい。

 上昇に衰えが見られる。ここ数日のうちに鋭く上昇しない場合、再び815ドルまで下げる可能性がある。よって、リスク軽減を提案する。

 一方で979ドルを突破したら、1199.01ドルまで伸びる可能性がある。これが半分だけ利確する理由だ。