BTC / USDT

強気派はビットコイン(BTC)を20日間指数平滑移動平均線(EMA、47,291ドル)以上を維持しようとしているが、弱気派はBTC価格をそれ以下に引き下げようとしている。20日間EMAは横ばいとなっており、相対力指数(RSI)は中間点に近づいている。短期的にはレンジ限定の値動きになることを示唆している。

BTC / USDT日足チャート。出典:TradingView

弱気派が移動平均線以下に下落した場合、BTCは42,451.67ドルの重要なサポートまで下落する恐れがある。このレベルからの反発すれば、強気派が押し目買いしていることを示している。これにより、保ち合いが42,451.67ドルから52,920ドルの間でさらに数日間続くことになるだろう。

逆に、価格が現在のレベルまたは50日間単純移動平均(SMA、46,256ドル)から反発した場合、強気派はBTCを50,500ドルに、次に52,920ドルにまで押し上げようとするだろう。弱気派はこのレジスタンスゾーンで積極的に抵抗する可能性がある。

次の大きなトレンドの変化は、強気派が52,920ドル以上に押し上げた時、もしくは弱気派が42,451.67ドル以下に引き下げた場合に始まるだろう。

ETH / USDT

イーサリアム(ETH)の回復は、61.8%フィボナッチリトレースメントレベルにあたる3,637.14ドルで厳しい抵抗に直面した。より高値のレベルでは売りに直面したことになる。弱気派は3,377.89ドル以下にETH価格を引き下げようとしている。

ETH / USDT日足チャート。出典:TradingView

そうなった場合、ETHは50日間SMA(3,238ドル)まで下落し、次に3,000ドルの重要なサポートにまで下落する恐れがある。そうなった場合には、ヘッド&ショルダーのパターンを形成することになり、3,000ドルを下抜けることでそのパターンは完成する。

ETH価格が3,377.89ドルまたは50日間SMAのサポートから反発して、3,676.28ドルを超えた場合、このネガティブな見方は無効になる。その後、ETHは4,027.88ドルの高値を再び試す展開になるだろう。

フラットな20日間EMAと中間付近のRSIは、強気と弱気のどちらかが明確に優勢ではないことを示している。

XRP / USDT

リップル(XRP)は9月16日に20日間EMA(1.12ドル)から下落した。弱気派がこのレベルで強力に抵抗していることを示している。下落している20日間EMAとネガティブな領域にあるRSIは、弱気派の方が優勢であることを示唆している。

XRP / USDT日足チャート。出典:TradingView

弱気派が50日間SMA以下の状態を維持した場合、XRPは9月7日の日中安値である0.95ドルを再び試すようになるだろう。このサポートを下回ってしまえば、0.75ドルへのより深い調整につながるだろう。

XRP価格が現在のレベルもしくは0.95ドルから反発した場合、強気派は再び価格を20日間EMA以上に押し上げようとするだろう。それが成功した場合、調整の終わりを示すものになるだろう。その後、XRPは1.35ドルに向かって上昇を開始するだろう。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
 

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