ビットコイン価格分析

8月31日、強気派は20日間指数平滑移動平均線(EMA)の26,947ドルを守りきれなかった。これが売り圧力を引き起こし、ビットコインは26,833ドルのブレークアウトレベルを下回った。

BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

過去数日間の価格変動から見ると、BTC/USDTペアは24,800ドルと31,000ドルの大きなレンジ内で揺れ動いている。通常、トレーダーはこのレンジのサポートで買い、レジスタンス付近で売る。強気派も24,800ドルで同様の行動をすると予想される。

もし弱気派が主導権を握りたければ、BTC価格を24,800ドル以下に沈めて維持しなければならない。それが起きれば、BTCは19,500ドルまで下落する可能性がある。24,000ドルにはわずかなサポートがあるが、それは長くは維持できないだろう。

イーサ価格分析

8月29日、イーサ(ETH)は強力なサポート1,626ドルからの反発が1,745ドルで失速した。これは、高値で弱気派が活発であることを示唆している。

ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

弱気派は、1,626ドルから1,550ドルのサポートゾーン以下に価格を引き下げることで優位性を築くつもりだ。これに成功すれば、新たな下落トレンドが始まるサインとなる。その場合、ETH/USDTペアは次の強力なサポートである1,368ドルへ急落する可能性がある。

逆に、現在のレベルから価格が急上昇すれば、強気派がサポートを強力に防衛していることを意味する。それが20日間EMA(1,702ドル)へ、さらには1,745ドルへと価格を押し上げる可能性がある。

XRP価格分析

XRPの8月31日のロングテールのローソク足は、強気派が0.50ドルのサポートを守ろうとしていることを示している。しかし、9月1日の値動きは、弱気派が圧力を維持していることを示している。

XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

もし価格が0.50ドルを下回れば、弱気派が再び主導権を握ったことを意味するだろう。それが起きれば、0.41ドルの強力なサポートへの下落が始まる可能性がある。強気派はこのレベルを強力に防衛するだろう。このサポートからの反発は、XRP/USDTペアがさらに一定期間、0.41ドルと0.56ドルのレンジで振れ動く可能性がある。

もし価格が0.50ドルで反発すれば、XRPは0.56ドルまで上昇を試みるかもしれない。強気派がこのハードルを突破できれば、新たな上昇トレンドへ向かって0.63ドル、その後0.73ドルまで上昇する可能性がある。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自分でリサーチを行って決定してください。