BTC/USD
現在、強気派は上昇トライアングルのトレンドラインを防衛しようとしている。ビットコイン(BTC)がここから反発し、移動平均線を上回れば、投資家による押し目買い需要があることになる。
出典: Tradingview
強気派が価格を押し上げることができれば、新しい持続的な上昇トレンドが見込まれる。その際に注目すべき重要なレベルは10,000~10,500ドルのゾーンだ。
逆に、トライアングルのトレンドラインから反発したが、移動平均線で下落に転じれば、トライアングルを下抜けてしまう可能性が高くなる。その場合、より深刻な調整となるだろう。
最初のサポートは8,638.70ドルだが、ここを下抜けてしまえば、8,130.58ドルまで下落する恐れがある。8,130.58ドルは重要なサポートであるため、強気派はここを積極的に防衛するだろう。
ETH/USD
イーサ(ETH)は225.783ドルのサポートを伺う展開となっている。50日間移動平均線(223ドル)は、ここをわずかに下回る形で位置しており、強気派は225.783~218.331ドルのゾーンを積極的に防衛しようとするだろう。
出典: Tradingview
サポートからの強力な反発で、ETHはさらに数日間は225.783~253.556ドルを維持する可能性がある。20日間移動平均線(233ドル)はフラットであり、相対力指数(RSI)は中間点の直下にあり、この見方を補強している。
ただし、弱気派が225.783~218.331ドルのサポートゾーンを下抜けさせてしまえば、ETHはより深刻な調整となり、200ドルまで、さらに176.112ドルまで下落する恐れがある。
XRP/USD
XRPは6月24日、対称トライアングルのサポートラインの下でUTC時間で終値を付け、パターンが完成した。このブレイクダウンのターゲットは、0.124412ドルだ。
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2つの移動平均線は下降しており、RSIは40を下回っている。これは、弱気派が主導権を握っていることを示している。XRPの次のサポートは0.16ドルだ。ここを下抜けた場合、0.14ドルまで下落する恐れがある。反発の動きは、20日間EMA(0.19ドル)で強力な抵抗に直面するだろう。
この弱気な見方は、XRPが上昇し、トライアングルの下降トレンドラインを上回った場合には無効になる。こうなれば、現在のブレイクダウンがベアトラップであったということになるだろう。
BCH/USD
ビットコインキャッシュ(BCH)は、移動平均線を上回った状態を維持できず、弱気派は価格を217.55ドルまで引き下げることに失敗した。
出典: Tradingview
20日間EMA(238ドル)は徐々に下降しており、RSIは40から50のレベルで取引されている。これは弱気派が力を取り戻していることを示唆している。
217.55ドルを下抜けてしまえば、弱気派が優勢となった最初のサインだ。このレベルを下回れば、200ドルまで下落する恐れがある。
逆に、BCHが移動平均線を上回ることができれば、255.46ドルまで上昇することができるだろう。255.46ドルを突破できれば、強気派が優勢となる。
LTC/USD
ライトコイン(LTC)は数日間にわたり、徐々に下落している。弱気派は移動平均線を死守しており、強気派はLTCを41ドル以上に押し上げようとしている。
出典: Tradingview
LTCは足元で41.3866ドルから急上昇した。これはポジティブなサインだ。強気派が移動平均線以上に押し上げることができた場合、47.50ドルへの上昇、さらに51ドルへの上昇が可能だ。
逆に、LTCが移動平均線から反落した場合、弱気派は41ドル以下に押し下げようとするだろう。これに成功すれば、39ドルまで下落する恐れがある。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています
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