ビットコイン価格分析

ビットコイン(BTC)は、過去数週間にわたって下降チャネルパターンの中で調整が進行中だ。

BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

20日移動平均線(26389ドル)が平坦化し、RSIが中点に上昇していることから、売り圧力が弱まりつつあることが示唆される。買い手は価格をチャネルの抵抗ラインまで押し上げようと試みるだろう。このラインは、破られて上値で閉じると新たな上昇トレンドが開始する可能性があるため、売り手にとって防衛すべき重要なレベルとなる。

一方で、現在のレベルから価格が急落する場合、売り手が引き続き高値で売っていることを示す。その場合、BTC/USDTペアは、強固なサポートゾーンである25250ドルから24800ドルの間で再度テストされる可能性がある。

イーサ価格分析

イーサ価格は回復を試みているが、20日移動平均線(1766ドル)で売りが見られる。しかし、わずかにプラスな点として、強気派が価格を1700ドル以下に落とすのを許していないことが挙げられる。

ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

もし価格が1700ドルから上昇するならば、ETH/USDTペアは再度、20日移動平均線を超える動きを試みるだろう。もし成功すれば、短期的な修正フェーズが終了した可能性が示唆される。その場合、ペアは最初に1928ドルへ、次いで2000ドルへと上昇するだろう。

反対に、現在のレベルから価格が下落し、1700ドルを下回ると、それは弱気派が依然として優位にあることを示す。1600ドルにはわずかなサポートがあるが、このレベルが破られると、ペアは1352ドルまで急落するかもしれない。

XRP価格分析

弱気派はXRPを6月14日から17日の間に50日単純移動平均線(0.47ドル)以下に引き下げたが、安値を維持できなかった。これは、下落時に買いが入っていることを示唆している。

XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

強気派は価格を20日移動平均線(0.49ドル)以上に押し上げようとしている。成功すれば、XRP/USDTペアは50日SMAと0.56ドルの間でしばらく揺れ動く可能性がある。また、平坦化する20日EMAとRSIの50近辺も、短期的な膠着の動きを予見させる。

弱気派が優位を維持するためには、価格を迅速に0.45ドル以下に引き下げる必要がある。それが実現すれば、売りが加速し、ペアを0.41ドルまで引き下げることができる。