BTC/USD

仮想通貨ビットコイン(BTC)は1万ドルを回復し、上昇トレンドを続けている。シンメトリカル・トライアングルの内側で動いていたが、これを破った。通常、トライアングルのブレイクアウトは強気トレンドの動きにつながる。

(出典:Tradingview)

弱気の兆候の場合には9261ドルの20日移動平均線(EMA)の下に下落する。このレベル以下ではトライアングルのサポートラインまで下落する可能性がある。三角形が崩れると、6,752ドルを目標とした下降トレンドが始まる可能性があるため、このレベルは注意すべき重要なレベルだ。

反対に、BTC/USDペアが20日EMAを跳ね返し、シンメトリカル・トライアングルのレジスタンスラインを突破した場合は、10,500ドルまで上昇し、さらには11,828ドルまで上昇する可能性がある。

ETH/USD

イーサ(ETH)は、5月28日に逆三尊を形成。5月30日には246.916ドルの日中高値に急騰した。250ドル付近に固いレジスタンスがある一方で、強気派はブレイクアウトレベルである227ドルを下回らないように守っている。

(出典:Tradingview)

もし強気派が227.097ドル以上に保つことができれば再び上昇トレンドを再開するだろう。移動平均線が正の傾きを示し、相対力指数(RSI)が60を超えているため、強気派が優位に立っている。

246.916ドル以上を上抜けると、ETH/USDペアは257ドルまで上昇し、265ドル付近のレジスタンスラインまで上昇する可能性がある。価格が現在のレベルから下落し、227.097ドル以下に落ち込んだ場合は、この強気の見方は無効になる。

XRP/USD

強気派は5月31日に0.20570ドルの直上のレジスタンスの上に押し上げたが、このレベルを維持することができなかった。これは、弱気派がこのレジスタンスを積極的に守っていることを示唆している。

(出典:Tradingview)

一方でプラスの要素としては強気派が移動平均線のレベルを守っていることだ。強気派が次の重要ラインである0.23612ドルへの挑戦を始める可能性がある。

反対に弱気派が移動平均線を下回らせた場合、0.19130ドルまで下落し、その後0.17372ドルまで落ち込むことも考えられる。以前の分析で示したようにロングポジションを保持しているトレーダーは、ストップロスを0.19ドルに維持することができる。ストップロスは、0.20570ドル以上を維持した後、さらに上昇させることができる。

BCH/USD

ビットコインキャッシュ(BCH)は現在、217.55-255.46ドルのレンジ内で立ち往生している。移動平均線は横ばいで、RSIはちょうど中間点の上にあり、これは強気派と弱気派がバランスをとっていることを示している。

(出典:Tradingview)

255.46ドルを上抜ければ、280.47ドルまでの上昇が可能だ。BCH/USDペアは過去3回、このレベルから方向転換したことがあるため、これは堅いレジスタンスとして機能する可能性が高いだろう。

反対に、255.46ドルを突破できなかった場合は、レンジ内の動きが数日続くだろう。217.55ドルを下回れば、価格は200ドルまで落ち込み、ここが重要なサポートとなる。

LTC/USD

5月30日に下降トレンドラインを上抜けて急上昇した。この動きによって強気派は50.7864ドルへ上昇する可能性が高まった。50.7864ドルを上抜けると、弱気の三尊パターンが無効になる。そのため、これは買いの機会を提供するだろう。

(出典:Tradingview)

一方、強気派が下降トレンドラインと移動平均線を維持できなかった場合、弱気派は39ドルの重要サポートラインまで価格を押し下げるだろう。

39ドルを下回れば、32ドルまで下落し、その後28ドルまで下落する可能性のある大きなマイナス要因となる。一方で、LTC/USDペアが39ドルから反発した場合、レンジ内の動きはさらに数日続く可能性がある。移動平均線が横ばいでとRSIがポジティブな領域にあることは、調整局面であることを示唆している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています。

 

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