ビットコイン価格分析

強気派は再び5月17日に価格を対称トライアングルパターンに押し上げようと試みたが、弱気派はこのレベルで激しく抵抗し、5月18日にビットコインは下落した。

BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

BTC/USDTペアは、サポートラインと25,250ドルの間のエリアで強気派と弱気派の間で激しい争いを続けるだろう。

20日間指数平滑移動平均線 (EMA、27,590ドル)が下向きであり、相対力指数 (RSI) がネガティブな領域にあることから、弱気派がわずかに優位に立っていることが伺える。しかし、弱気派が価格を26,500ドル以下に維持できなかったことは、下値での売り圧力が減少していることを示している。

もし買い手がレジスタンスを突破できれば、BTCは50日間単純移動平均線(SMA) の28,412ドルへ、その後はレジスタンスラインへと上昇を開始する可能性がある。トライアングルを上抜けると、強気派にとって有利な状況となる。

イーサ価格分析

強気派は過去数日間、イーサ(ETH)を20日EMA (1,840ドル) 以上に押し上げようと試みてきたが、弱気派はそれを許さなかった。

ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

5月16日から5月18日のローソク足の長い下ヒゲは、強気派が下落時に買っていることを示しており、これは20日間EMAを上抜く可能性を高める。このハードルを突破できれば、ETH/USDTペアは下降ウェッジパターンのレジスタンスラインに向かって上昇する可能性がある。

このレベルは注視すべき重要なレベルであり、ここを上抜けて終値を付ければ、新たな上昇を開始するだろう。逆に下落シナリオでは、弱気派が価格をサポートライン以下に引き下げる必要があるが、そうなれば価格下落の動きが1,600ドルまで続くだろう。

XRP価格分析

5月17日に20日間EMA (0.45ドル) 付近で苦戦した後、買い手は5月18日にそのハードルをクリアした。これはXRPで強気派が復活していることを示唆している。

XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

フラットな20日間EMAとポジティブな領域にあるRSIは、売り圧力が減少していることを示している。下降トレンドラインと50日間SMA (0.48ドル) の間には強力なレジスタンスゾーンがあるが、それはおそらく突破されるだろう。もしそうなれば、XRP/USDT ペアは上昇を開始し、0.54ドルに向かう可能性がある。

逆に、現在のレベルから価格が下落する場合、それは弱気派が価格回復時に売り続けていることを示している。それによってXRPは50日間SMAと0.40ドルの間で保ち合いになる可能性がある。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

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