ビットコイン価格分析

4月5日、強気派は再びビットコインを29,000ドル(約353万円)以上に押し上げようと試みたが、ローソク足の長い上ヒゲは、高値圏での売りが強まっていることを示唆している。

BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

弱気派は、20日指数移動平均(27,273ドル、約357万円)を割り込んで価格を引き下げることで、優位性を築こうと試みるだろう。このサポートが割れれば、短期的な強気派はポジションを手仕舞う可能性がある。その結果、逆三尊形成のネックラインである25,250ドル(約331万円)への再テストが見込まれる。

一方、価格が20日EMAで反発すれば、強気派がこのレベルを維持しようと全力を尽くしていることが示される。これにより、直上のレジスタンスである29,185ドル(約383万円)を突破する可能性が高まる。その場合、BTC/USDTペアは30,000ドル(約393万円)へ上昇し、その後32,500ドル(約426万円)を目指すことになる。

イーサ価格分析

4月3日、イーサリアムは20日EMA(1,778ドル、約23万円)で反発し、1,857ドル(約24万円)のレジスタンスを突破した。これは上昇トレンドの次のステージが始まったことを示している。

ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

今後は2,000ドル(約26万円)へのラリーが見込まれる。このレベルは強い抵抗となる可能性があるが、次の下落で1,857ドルをサポートに転じさせることができれば、買い手が優勢であることが示される。その場合、ETH/USDTペアは2,200ドル(約28万円)への上昇を試みるだろう。

空売り側にとっては時間がなくなっている。反撃を試みるなら、ラリーを止めて価格を1,857ドル以下に引き下げる必要がある。それが可能であれば、強気派が罠にかかることになる。ペアは最初に20日EMAに下落し、その後1,680ドル(約205万円)へと下落する可能性がある。

XRP価格分析

4月3日、XRPは38.2%フィボナッチ・リトレースメント・レベルの0.49ドル(約64円)を割り込んだが、ローソク足の長い下ヒゲは、低い水準での買いが盛んであることを示している。

XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

4月4日に価格は上昇し、強気派は価格を0.56ドル(約73円)のレジスタンスに向かって押し上げようと試みたが、4月5日のローソク足の長い上ヒゲは、0.53ドル(約69円)付近で売り手が強固な抵抗を示していることを示唆している。

価格がさらに下落すれば、弱気派は再び20日EMA(0.47ドル、約61円)を割り込んで価格を引き下げようとするだろう。もし、このレベルが割れれば、XRP/USDTペアは0.43ドル(約56円)まで下落する可能性がある。

一方、買い手が価格を0.56ドルから0.58ドル(約76円)の上方ゾーンを突破させれば、ペアは0.65ドル(約85円)へ上昇し、その後0.80ドル(約105円)を目指すことになる。