BTC/USDT
ビットコインは4月11日にはらみ足のローソク足パターンを形成し、強気派と弱気派の優柔不断さを示した。強気派は今日、史上最高値の61,825.84ドルを突破しようとしたが、弱気派は再び直上のレジスタンスを守ることに成功した。

弱気派はレジスタンスを守っているものの、価格を60,000ドルから下に遠ざけることはできていない。これは、強気派が上昇トレンドの継続を予想して、ロングポジションを清算していないことを示唆している。
もし、強気派が61,825.84ドルを超えて価格を牽引・維持できれば、BTC/USDTペアは強気の逆三尊を完成させることになる。その結果、パターンのターゲットである69,540ドルまで上昇するだろう。この勢いが持続できれば、次のターゲットは79,566ドルだ。
この強気の見方は、下降に転じて50日単純移動平均線(54,7823ドル)を下回れば無効となる。このような動きは、より深い調整が始まる合図かもしれない。
ETH/USDT
イーサ(ETH)は、過去3日間、ブレイクアウトレベルである2,040.77ドルを超えて取引されているが、上昇の勢いはない。4月10日のローソク足の上ヒゲと、4月11日のはらみ足のローソク足は、強気派が価格を押し上げることを躊躇していることを示唆している。

もし価格が今後数日以内に勢いを取り戻さなければ、弱気派は価格を2,040.77ドル以下に引き戻そうとするだろう。ETH/USDTペアが20日指数移動平均線(1,985ドル)を下抜けた場合、トレンドラインまで下落するだろう。このサポートを下回れば、より深い調整になるかもしれない。
しかし、上向きの20日EMAと61を超える相対力指数(RSI)は、強気派に有利であることを示している。もし、2,200ドルを超えれば、2,618.14ドルに達する上昇トレンドに入るかもしれない。
XRP/USDT
4月9日のボラティリティーの低下は、4月10日に上向きに解決され、XRPは1.11ドルを超えて上昇した。4月11日には強気の買いが続き、1.50ドルまで押し上げた。しかし、今日のローソク足の上ヒゲは、トレーダーが高値で利益を計上したことを示唆している。

強気派は上昇トレンドを再開しようとしたが失敗し、結果的に同時ローソク足パターンが形成された。これは、次の方向性についての強気派と弱気派の力が拮抗していることを示している。
強気派が価格を1.50ドル以上に推し進めることができれば、XRP/USDTペアは2ドルまで上昇する可能性が出てくる。この仮定に反して、価格が下降に転じて1.30ドルを下回れば、調整を開始するだろう。
下降局面での主要なサポートは1.11ドルだ。強気派がこのレベルをサポートに変えることができれば、1.50ドル以上の上昇をもう1度試みるだろう。一方、1.11ドルを割り込むと、20日EMA(0.89ドル)まで下落する可能性がある。
LTC/USDT
ライトコイン(LTC)は、4月8日と9日にボラティリティーが低下した後、強気派に有利な展開となった。強気派は4月10日に価格を246.96ドル以上に押し上げ、その後も価格を上値で維持することに成功している。

上向きの20日EMA(218ドル)と63を超えるRSIは、強気派が有利であることを示している。強気派が262.93ドル以上に価格を押し上げることができれば、LTC/USDTペアは次のターゲット目標である307.42ドルまで上昇する可能性がある。
この強気の見方は、価格が246.96ドルを割り込んで持続した場合には無効となる。このような動きは、トレーダーが高値で利益を計上したことを示唆する。下降局面で注目すべき重要なサポートは、20日EMAだ。
20日EMAで強く反発があれば、センチメントがポジティブであることを示唆し、強気派は再び上昇トレンドを取り戻そうとするだろう。逆に、20日EMAを下回れば、価格は170ドルまで下がる可能性がある。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
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