5万ドルをサポート転換したBTC　次の動きは？仮想通貨チャート分析：ビットコイン・イーサ・XRP（リップル）・ビットコインキャッシュ・ライトコイン

BTC/USD

ビットコインは3月1日に急騰し、20日指数平滑移動平均線（48,123ドル）の上で取引を終えた。弱気派は3月2日に20日指数平滑移動平均線（20日EMA）の下に価格を引き戻そうとしたが失敗した。これは、トレーダーが積極的に押し目買いをしたことを示している。

強気派は3日に、52,040.95ドルのレジスタンスラインの上に価格を押し上げたが、弱気派はまだあきらめていないようだ。この日のローソク足の上ヒゲは、弱気派が上昇局面の中でも売りを仕掛けていることを示唆している。

価格が現在のレベルから下落し、20日EMAを下回れば、BTC/USDペアは41,959.63ドルまで下落する可能性が出てくる。その後、価格は数日間、レンジ内の値動きになるだろう。

強気派が52,040.95ドル以上に価格を押し上げて維持できれば、この見方は無効になる。そうなれば、58,341.03ドルの高値を再び更新する可能性が高まる。

一方、50日単純移動平均線(SMA、41,921ドル)を下回れば、トレンドが弱気に変化したとみることができる。

イーサ(ETH)は本日、20日EMAと50日SMAの上を突破し、強気派が上昇トレンドを再開しようとしている。しかし、弱気派は簡単には諦めようとはしないだろう。彼らは上昇の動きを止めようと動いている。

価格が20日EMAを下回れば、センチメントが売りにシフトしていることを示唆している。

価格が1,289.098ドルのサポートの下に沈めば、弱気派が優勢になる。その場合、ETH/USDペアはフィボナッチリトレースメント61.8%レベルの1,026.776ドルまで調整するだろう。

強気派が20日EMAの上に価格を押し上げ、維持することができれば、このネガティブな見方は無効になる。強気派が1,708.391ドル以上に価格を押し上げることができれば、2,000ドルまで上昇していくだろう。

XRPは3月1日に50日SMA(0.41ドル)で反発し、本日20日EMA(0.46ドル)に達した。弱気派は現在、20日EMAのレジスタンスで抵抗している。価格が下落に向かえば、数日間は移動平均線の間での値動きとなるだろう。

もし、弱気派が価格を50日SMAの下に沈めた場合、XRP/USDペアは0.359ドルまで下落する可能性がある。このレベルに到達すると、強気派がサポートを維持しようとするだろう。

逆に、強気派が20日EMAの上に価格を押し戻すことができれば、価格は0.50ドルに到達する可能性が高まる。弱気派は20日EMAで上昇を食い止めようとするが、0.50ドルより上に押し上げることができれば、0.65ドルへと向かうだろう。

ライトコイン (LTC) は本日、20日EMA (186ドル) の上をブレイクした。これは強気派が戻ってきていることを示している。強気派がこの勢いを維持できれば、LTCは205ドルまで上昇し、その後240ドルまで上昇する。

しかし、20日EMAの傾きが横ばいになっていることと相対力指数（RSI）が中間点のすぐ上にあることから、数日間はレンジ幅を意識した動きになることが示唆されている。価格が205ドルから下落した場合、LTC/USDペアは再び160ドルまで下落し、この2つのレベルの間で固まった動きになるだろう。

価格が現在の水準から方向転換し、上昇トレンドラインを下回れば、ネガティブなトレンドに転じる可能性が出てくる。

ビットコインキャッシュ(BCH)は3月2日に50日SMA(515ドル)を突破し、20日EMA(547ドル)に到達した。しかし、この日のローソク足の上ヒゲからわかるように、弱気派は20日EMAを守った。

横ばいの移動平均線とRSIが49を下回っていることから、買いと売りの力が拮抗しているようだ。強気派が20日EMAの上に価格を押し上げ、維持することができれば、BCH/USDペアは631.71ドルまで上昇し、その後745ドルまで上昇する。

一方、価格が再び現在のレベルから下落した場合、弱気派は価格を上昇トレンドラインの下に沈めようとするだろう。彼らが成功した場合、次のサポートである370ドルまで下落を続ける可能性が高まる。

ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています。