ビットコイン価格分析
ビットコインは短期的に高値圏での押し目を形成しようとしており、200日移動平均線(SMA、84,112ドル)を上抜けるための力を蓄えている。
BTC/USDT daily chart. Source: Cointelegraph/TradingView
RSIのポジティブダイバージェンスは、弱気派の勢いが衰えつつあることを示している。買い手が価格を20日指数移動平均線(EMA、85,808ドル)以上に押し上げれば、BTC/USDTペアは50日SMA(92,621ドル)まで上昇する可能性がある。
一方で、この仮定に反して価格が200日SMAから急落した場合、弱気派がこの水準をレジスタンスへと転換させようとしていることを示す。そうなれば、ペアは80,000ドルまで下落し、次に76,606ドルまで落ち込む可能性がある。
イーサ価格分析
イーサ(ETH)は1,963ドルから1,821ドルの範囲で推移しており、現在の価格帯で積極的な買いが見られないことを示唆している。
ETH/USDT daily chart. Source: Cointelegraph/TradingView
価格が1,821ドルから1,754ドルのサポートゾーンを下抜ければ、下落トレンドの再開を示すことになる。ETH/USDTペアは次の重要なサポートである1,550ドルまで急落する可能性がある。
しかし、価格が上昇に転じて20日EMA(2,107ドル)を突破すれば、この弱気の見方は無効となる。その場合、ペアは50日SMA(2,514ドル)まで上昇する可能性があり、ここで弱気派の売り圧力が強まると予想される。しかし、もし強気派が50日SMAのレジスタンスを突破すれば、ペアは2,857ドルまで上昇する可能性がある。
XRP価格分析
XRPは3月15日に50日SMA(2.51ドル)から反落し、上値で弱気派が積極的に売りを仕掛けていることを示している。
XRP/USDT daily chart. Source: Cointelegraph/TradingView
20日EMA(2.34ドル)は横ばいとなり、RSIは中間点付近にあることから、需給バランスが取れている状態だ。XRP/USDTペアは、50日SMAと2ドルの間でしばらくレンジ相場が続く可能性がある。
もし現在の水準から反発して50日SMAを突破すれば、3ドルへの上昇の道が開かれることになる。一方、2ドルを割り込んで終値をつけた場合、ヘッドアンドショルダーのパターンが完成し、1.28ドルまで急落する可能性がある。
ソラナ価格分析
ソラナ(SOL)は3月16日に20日EMA(139ドル)から反落し、弱気派がこの水準を積極的に防衛していることを示している。
SOL/USDT daily chart. Source: Cointelegraph/TradingView
SOL/USDTペアは120ドル、さらには110ドルまで下落する可能性があり、このゾーンでは買い手が参入すると予想される。もし価格がサポートゾーンで反発すれば、強気派は再びSOL/USDTペアを20日EMA以上へ押し上げようとするだろう。成功すれば、ペアは180ドルまで上昇する可能性がある。
ただし、この強気の見方は、価格がさらに下落しサポートゾーンを割り込んだ場合には無効となる。その場合、100ドル、さらには80ドルへの下落トレンドが始まる可能性がある。