BTC/USDT

ビットコインは2月6日に22,800ドルを割り込んだが、この下落を強気派が購入した。2月7日に23,000ドルを超えて反発を開始したが、強気派は高値を維持することができなかった。

BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

24,000ドルに向けて上昇するたびに、弱気派が強い抵抗を試みるため、強気派は楽な展開にはなりそうにない。移動平均線が上向きになっていることは強気派が優勢であることを示唆しているが、相対力指数(RSI)のネガティブダイバージェンスは強気の勢いが鈍化していることを示唆している。

弱気派は、BTC価格を20日間指数平滑移動平均線(22,568ドル)以下に引き込むことで、積極的な強気派を罠にはめようとしている。もし弱気派がそうすることができれば、BTC/USDTペアは最近の上昇分の一部を失い、21.480ドルまで急落する恐れがある。強気派は、21,480ドルと心理的に重要なレベルである20,000ドルの間のゾーンを防衛しようとするだろう。

ETH/USDT

イーサ(ETH)は2月7日に20日間EMA(1,600ドル)から反発した。強気派は2月8日に1,680ドルのレジスタンスを上回り、ポジションを固めようとしたが、上値を維持することができなかった。

ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

これは、1,680ドルのレジスタンス付近で弱気派が強固に抵抗していることを示している。弱気派は、ETHを20日間EMA以下に沈めようとするだろう。これが成功した場合、ETH/USDTペアは1,500ドルまで下落する可能性がある。弱気派は、主導権を握るためにこのサポートを破る必要があるだろう。

逆に、ETH価格が上昇に転じ、1,700ドルを超えて上昇した場合、ETHは上昇トレンドの次のフェーズを開始を示唆する可能性がある。1,800ドルはハードルになるだろうが、強気派が1,680ドル以下に引きずり下ろすことがない場合、2,000ドルへの上昇の可能性が高まるだろう。

XRP/USDT

強気派はXRPを2月7日に20日間EMA(0.40ドル)以上に押し戻したが、高値を維持するのに苦戦している。これは、弱気派が強気派のシナリオに抵抗していることを示唆している。

XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

弱気派はXRP/USDTペアを0.36ドル付近の強力なサポートに引き寄せようとするだろう。このレベルを下回ると、XRPが0.30ドルから0.42ドルの間の保ち合いを数日間延長させようとするため、このレベルは重要なレベルだ。レンジ内での取引は通常、不規則で不安定なものになる。

強気筋が主導権を握るには、0.42ドルから0.44ドルのレジスタンスゾーンを上抜ける必要がある。このゾーンを突破できれば、0.51ドルまで大きな抵抗はないため、この距離を短期間で上昇する可能性がある。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
 

 

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