BTC/USDT

ビットコインは、22,800ドルと20日EMA(22,489ドル)の間の重要なサポートゾーンに引き戻された。強気派が上昇トレンドを維持したいのであれば、守るべき重要なゾーンだ。

BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

ここから価格が反発した場合、強気派はBTC/USDTペアを24,255ドル以上に押し上げ、25,000ドルの直上のレジスタンスに挑戦しようとする。25,000ドルを突破すれば、弱気相場が終わったことになるため、弱気派はこのレベルを全力で守ると予想される。

逆に、価格が下落に転じ、20日EMAを割り込むと、より深い下落が行われることになる。下降局面で注目すべき重要なレベルは、2万1480ドルと50日単純移動平均線(1万9697ドル)だ。

ETH/USDT

イーサは20日EMA(1,591ドル)と1,680ドルのレジスタンスの間に挟まれている。このタイトなレンジ取引は長くは続きそうになく、すぐにブレイクアウトが起こるかもしれない。

ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

20日EMAを下回って急落した場合、ETH/USDTペアは下降を続け、1,500ドルに到達する。このレベルは買い手を引き付ける可能性があり、そこからの反発は、数日間ペアを1,500ドルから1,680ドルの範囲内にとどめるだろう。

その後、弱気派が優勢になるには、1500ドル以下に価格を沈める必要がある。その後、同ペアは1352ドルまで深く調整し始める。一方、強気派は、同ペアを1,680ドル以上に上昇させ、1,800ドル、そして2,000ドルへの上昇を開始する必要がある。

XRP/USDT

2月4日にXRP価格を0.42ドル以上に引き上げることに強気派が失敗した。これは、弱気派がこのレベルを激しく守っていることを示している。弱気派はその後、2月5日に価格を20日EMA(0.40ドル)の下に引き込んだ。

XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

ここ数日の値動きで20日EMAは平坦化し、RSIも中間値付近に滑り込んでおり、需給のバランスが取れていることを示している。そのため、しばらく0.37ドルから0.42ドルの間でレンジ相場が続く可能性がある。

強気派が優位性を確立したいのであれば、0.42ドルから0.44ドルのレジスタンスゾーンの上に価格を突き上げる必要がある。そうすれば、XRP/USDTペアは0.51ドルに到達する。反対に、価格が0.37ドル以下に沈むと、売りが強まり、0.32ドルに向かって下落するリスクがある。