BTC/USDT

ビットコインは2月21日に25,211ドルで再び拒絶され、強気派が利益を確定するよう誘惑された可能性がある。それにより、20日指数移動平均線(EMA:23,364ドル)の最初の主要サポートまで価格が引っ張られるかもしれない。

BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

上昇トレンドでは、買い手は20日EMA、そして50日単純移動平均線(21,772ドル)を守ろうとする。価格が20日EMAから反発した場合、強気派が買いを入れるために深い調整を待っていないことを示すことになる。これは、25,250ドルを超える上昇の見通しを高めるかもしれない。

逆に、価格が20日EMAを下回れば、トレーダーが出口を急いでいることを示唆することになる。その結果、50日SMAまで下落するだろう。BTC/USDTペアは再びそこからの反発を試みるかもしれないが、20日EMAが強いハードルとなる可能性がある。

21,480ドルの重要なサポートを下回って取引を終えた場合、短期トレンドは弱気派に傾くだろう。

ETH/USDT

イーサは、2月17日以降1,680ドルを上回って推移しているものの、1743ドルの直上のレジスタンスをクリアできなかった。それが短期トレーダーの売りを誘った。

ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

2月21日に下降に転じ、ブレイクアウトレベルの1,680ドルを下回るようになった。売り手は今後、この優位性をもとに、価格を50日SMA(1,550ドル)以下に引き下げようとするだろう。

売り手がこれを達成した場合、ETH/USDTペアは、当面のサポートである1,461ドルまで急落する可能性がある。このサポートが割れると、1,352ドルまで下落する可能性があるため、強気派はこのレベルを精力的に守ることが予想される。

強気派は、価格を素早く1680ドル以上に押し戻せば、チャンスを得ることができるだろう。このような動きは、小さな押し目での積極的な買いを意味する。1,743ドルを突破すれば、2,000ドルへの上昇が始まる可能性がある。

XRP/USDT

XRPは、下降チャネルパターンの内側で取引を続けている。2月20日にレジスタンスラインの上に価格を押し上げようとする強気派の努力を弱気派が妨害した。

XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

20日EMA(0.39ドル)は平坦化し、RSIは中央付近にあるため、需要と供給のバランスを示唆している。価格が移動平均線を割り込むと、ベアは0.36ドルの重要なサポートに価格を引き寄せようとするだろう。

一方、価格が現在のレベルから上昇に転じ、チャネルを上方にブレイクした場合、強気派に有利となることを示す。XRP/USDTペアは、その後0.43ドルへの上昇を試みるが、そこでは、弱気派が厳しい抵抗を行うだろう。