BTC/USD
ビットコインは、52,599ドルの抵抗を突破し、上昇トレンドを再開した。強気派は現在、BTC価格を上昇チャネルより上に押し上げようとしている。強気派がそれをなんとかすることができれば、勢いが回復する可能性があり、60,974.43ドルへの上昇も可能となるだろう。

上昇する移動平均線と買われ過ぎの領域にある相対力指数(RSI)は、強気派がコントロールしていることを示唆している。
ただし、BTC価格がチャネルのレジスタンスラインから下落した場合、BTCは強気派がサポートが提供する可能性が高いチャネルの中間点まで下落する恐れがある。このレベルが維持される場合、BTCはターゲットに向かって上昇を続けることができるだろう。
弱気の最初の兆候は、チャネルの中間点を下回ることだ。そうなれば価格はチャネルのサポートラインまで下落する恐れがある。このサポートを下抜けてしまえば、トレンドが反転したことを示唆するだろう。
ETH/USD
イーサリアム(ETH)は、2月18日に1,869.473ドルのレジスタンスを突破し、上昇トレンドを再開させた。ETHは、弱気派が再び上昇ラリーを失速させようとする可能性がある2000ドルの心理的レベルに向かってゆっくりと向かっている。

しかし、強気派が上昇チャネルのレジスタンスラインを超えて価格を押し上げることができれば、勢いが増し、ETHが2,515ドルに上昇する可能性がある。上昇する移動平均線と買われ過ぎの領域にあるRSIは、強気派が主導権を握っていることを示唆している。
ETH価格が直上のレジスタンスから反落し、20日間指数平滑移動平均線(1,714ドル)を下回った場合、この想定は無効となる。そのような動きは、トレーダーがより高値で利益を確定させていることを示している。弱気派がチャネルのサポートラインを下回るまで下落した場合、トレンドはネガティブになるだろう。
XRP/USD
XRPは20日間EMA(0.49ドル)で反発し、強気派は現在、弱気派が強固に抵抗する可能性がある0.65ドルまで押し上げようとしている。XRPが直上のレジスタンスから下落した場合、XRPは0.50~0.65ドルの間で保ち合いとなる可能性がある。

XRP価格が0.50ドルを下回った場合、強気派が押し目買いをしていないことになる。そうなれば、0.38550ドルのサポートまで下落する恐れがある。
しかし、上昇トレンドにある20日間EMAと61を超えるRSIは、現在強気派が優勢であることを示唆している。強気派が0.65ドル以上に価格を押し上げた場合、XRPは上昇トレンドの次のステップを開始することになり、0.78068ドルまで達する可能性がある。
LTC/USD
ライトコイン(LTC)は高値を更新し続けており、上昇トレンドにある。弱気派は2月18日に上昇を止めようとしたが、230.5305ドル以下に抑えることはできなかった。これは強気派が押し目買いをしていることを示唆している。

移動平均線は上昇しており、RSIは買われ過ぎの領域にある。これは強気派が優勢であることを示唆している。強気派が238.8071ドル以上に引き上げることができれば、LTCは256ドルに上昇し、さらに272ドルまで上昇する可能性がある。
逆に、LTC価格が現在のレベルから反落し、220ドルを下回った場合、短期的なトレーダーによる利益確定の動きを示している。これにより、LTCが20日間EMA(191ドル)まで下落する恐れがある。LTCが185.5821ドルを下回り、それが続いた場合、このトレンドは弱気派に有利に働くだろう。
BCH/USD
ビットコインキャッシュ(BCH)は、過去数日間、670~745.39ドルのレンジに留まっている。強力な上昇の後に価格が保ち合いとなった場合、上昇トレンドが再開することを期待し、トレーダーが利益を確定してないことを示唆している。

強気派が745.39~773.32ドルの直上のレジスタンスゾーンを超え、価格を押し上げることができた場合、BCHは次の上昇トレンドを開始し、900ドルまで急騰する可能性がある。20日間EMA(589ドル)の上昇とRSIが買われ過ぎの領域にあることは、強気派が優勢であることを示唆している。
逆に、BCH価格が現在のレベルもしくは直上のレジスタンスから反落し、670ドルを下回った場合、BCHは20日間EMA(589ドル)にまで調整する可能性がる。このサポートを下回れば、弱気派が優勢となるだろう。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
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