BTC/USD
50,000ドルの心理レベルでは、わずかなレジスタンスしか機能しなかった。これは、強気派が市場の勢いを握り、上昇が続くと予想しているため、利益確定を急いでいないことを示している。

51,000ドルの最高値を記録したことは、強さのサインだ。上向きに傾斜する20日指数移動平均線(43,451ドル)と買われすぎゾーンの相対力指数(RSI)は、強気派がコントロールしていることを示している。
強気派が50,000ドル以上の価格を3日間維持できれば、BTC/USDペアは60,974.43ドルまで上昇する可能性がある。このレベルに達すると、弱気派が介入するだろう。
下降局面を見ると、最初のサポートは20日EMAだ。もし弱気派がこの価格を割り込ませれば、下落は50日単純移動平均線(37,415ドル)まで伸びるだろう。このレベルを下回ると弱気派が有利になるため、注目すべき重要なレベルだ。
ETH/USD
イーサ(ETH)は現在、1,658.572ドルから1,869.473ドルの間のレンジ幅で推移している。2月15日のローソク足の下ヒゲから、強気派が小さな押し目のたびに買いを入れていることを示している。買い手は今後、価格を1,869.473ドル以上に押し上げようとするだろう。

もし成功すれば、ETH/USDペアは、2,000ドルを目標とした上昇トレンドを開始する。2000ドルは重要なレジスタンスだが、強気派が価格を押し上げることができれば、勢いが加速する。そうなれば上昇トレンドの次の目標は2,515ドルだ。
この予想に反して、価格が1,869.473ドル以上に上昇しない場合、数日間レンジ内に固まる可能性がある。20日EMA(1,658ドル)を下回れば、弱さの最初の兆候となり、チャネルのサポートラインを下回れば、弱気へのトレンド変化が起きるだろう。
XRP/USD
XRP価格は、ローソク足の下ヒゲから見られるように、2月14日と15日に0.50ドルから反発しようとしたが、強気派はこの反発を維持できなかった。これは、上値で需要が枯渇していることを示唆している。

この重要レベルからの強い反発を維持できなかったことは、モメンタムが弱まっていることを示している。XRP/USDペアは今後数日間、0.50ドルから0.65ドルの間で固まるだろう。0.65ドルをブレイクアウトできれば、価格は0.78068ドルまで上昇する可能性が高まる。
また、価格が20日EMA(0.48ドル)を下回れば、50日SMA(0.35ドル)まで下落する可能性が出てくる。
LTC/USD
ライトコイン(LTC)は2月15日に185.5821ドルレベルの再テストに成功し、現在は230.5305ドル以上で推移し、上昇トレンドを再開しようとしている。この勢いが続けば、256ドルまで上昇し、その後272ドルに達するかもしれない。

上向きに傾斜する移動平均線と買われ過ぎゾーンのRSIは、強気派が主導権を握っていることを示している。しかし、もし弱気派が直上のレジスタンスを守れば、LTC/USDペアは数日間、185ドルから230ドルの間で膠着する可能性が出てくる。
このポジティブな見方は、185.5821ドル以下を割り込んだ場合に、無効になる。下落局面での次のサポートは、50日移動平均線(156ドル)だ。
BCH/USD
ビットコインキャッシュ(BCH)は、2月15日に長い同時ローソク足パターンを形成し、2月16日にははらみ足のローソク足を形成した。こうした動きは、次の方向性についてトレーダーの間でどっちつかずの状態になっていることを示している。

不確実性が解消され、強気派が価格を745.39〜773.32ドルのレジスタンスゾーンを上回れば、上昇トレンドが再開され、900ドルまで上昇する可能性が高まる。上向きに傾斜した移動平均線と買われすぎの領域にあるRSIは、強気派が有利なことを示す。
逆に、価格が下降して670ドルを下回った場合、次のサポートは631.71ドルのブレイクアウトレベルになる。このサポートが割れた場合、価格は20日EMA(563ドル)まで下落するだろう。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
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