BTC/USD

ビットコイン(BTC)は、10月後半の上昇局面における61.8%フィボナッチリトレースメントレベル近辺で買いが入っている状況だ。これは強気派が、この価格近辺でポジションを開始していることを示すものだ。ビットコインが20日間EMAと下降トレンドラインを上回れば、ポジティブなサインだ。

9600ドル近辺がレジスタンスとなるだろう。ここを突破できれば、10,360ドルまで上昇する可能性が出てくる。さらに12,000ドルも視野に入ってくるだろう。トレーダーは下降トレンドラインを突破し、UTC時間で終値を付けた際に、ロングポジションを取ることができる。

逆に、ビットコインが下降トレンドラインを超えるまで勢いを取り戻せなかった場合、数日間はレンジ内での値動きとなる可能性がある。移動平均線はフラットであり、相対力指数(RSI)は中間近くにあり、レンジ内での持合いとなることを示している。

弱気派が8,467.54ドルを下抜けさせれば、トレンドはネガティブになる。ここを突破された場合、7,952.84ドルまで下落するだろう。

ETH/USD

イーサ(ETH)は197.75ドルから161.056ドルのレンジ内の上半分で持合いとなっている。レンジ上限を突破しようと試みる動きがあることは、ポジティブなサインだ。これは強気派がイーサをより上に押し上げようとしており、価格が反落するのを待っていないということだ。

もし197.75ドルを突破した場合、イーサは勢いを取り戻すことになるだろう。235.70ドルまで急上昇する可能性もある。したがって、トレーダーはロングポジションを維持しておこう。ストップロスは150ドルだ。

逆に、強気派が197.75ドルを超えて、スケールするこができなかった場合、弱気派はイーサを移動平均線以下に引き下げようとするだろう。こうなった場合、173.841ドルがサポートとなる。そこを突破されれば、161.056ドルだ。ここさえ突破されてしまえば、下落トレンドが再開してしまう恐れがあるが、その可能性は低いと考えている。

XRP/USD

XRPは過去2日間、50日間SMAを下回って推移していた。弱気派は次のサポートである0.24508ドルまで引き下げるのに苦戦しているようだ。これは現在のレベルで強気派による積極的な買いがあることを示している。ただし、価格が20日EMAを上回るまで、弱さがあるといえるだろう。

20日間EMAは下がっており、RSIはネガティブな領域にある。これは弱気派が優勢であることを示唆している。移動平均線を突破できなかった場合、XRPが0.24508ドルまで下落してしまう可能性がある。0.24508ドルも下抜けてしまえば、0.22ドルまで下落する恐れもある。したがって、トレーダーはロングポジションのストップロスを0.24ドルで維持しておこう。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

 

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