BTC/USD
ビットコイン(BTC)は弱気フェーズに入る可能性があるのだろうか?この可能性を分析し、形成されたチャートパターンに基づいて結論に到達しましょう。ビットコインは2つの移動平均平均線を下回って取引されている。移動平均線は下降しており、相対力指数(RSI)は売られすぎの領域に近い。これらのサインは、相場が弱気であることを示すものだ。
(出典:TradingView)
しかし、最近の下落から、ビットコインは重要なサポートである7,337.78ドル近辺でサポートを見つけている。これは年最安値である3,236.09ドルからの上昇ラリーの61.8%フィボナッチリトレースメントだ。61.8%のフィボナッチリトレースメントはまだ破られてはいない。したがって、価格がこのレベルを上回っている限り、上昇トレンドが再開する可能性は残っている。
強気相場の最初のサインは、強気派が価格を押し上げ、20日間EMAと「フラッグ」部分を上回ることだ。これは、強気派の買いの力が低いレベルでは蓄積していることを示すものだ。これを超えれば、次のレジスタンスは50日間SMAとなる。そこも上抜ければ、次のレジスタンスは下降トレンドラインだ。これらのレジスタンスが反発の動きを阻害することになる。強気派がビットコインを下降トレンドライン以上に押し上げることができれば、上昇トレンドが再開するだろう。
逆に、弱気派がビットコインを7,337.78ドル以下に沈めた場合、トレーダーのストップロスを引き起こす可能性がある。下落局面の次のサポートは6,933.90ドルで、その次は5,533.90ドルだ。5,533.90ドルは、上昇ラリーの78.60%フィボナッチリトレースメントにあたる。しかし、これが発生する可能性は低いとみている。積極的なトレーダーは、以前の分析で示したようにストップロスを7700ドルに設定し、ロングポジションを行うことができる。
ETH/USD
イーサ(ETH)は移動平均線を上抜けようと奮闘している。移動平均線を超えることができなかった場合、価格を引き下げようとする弱気派を引き付けてしまうことになるだろう。20日間EMAは徐々に下がってきている。これは、弱気派がわずかながら有利であることを示している。
(出典:TradingView)
ただし、強気派が移動平均線を上抜けさえることができれば、買い需要があることを示します。185.566ドルを超えれば、223.999ドルまで上昇し、そこを超えれば235.70ドルまで上昇する可能性も出てくる。これにより、数日間は163.755ドルから235.70ドルのレンジが維持されるだろう。したがって、積極的なトレーダーは160ドルをストップロスとして、ロングポジションを展開できる。
XRP/USD
XRPは過去数日間、20日間EMAを下回って推移した後、50日間SMAを上回って上昇した。これは、レベルが低いほど買いが蓄積されていることを示している。
(出典:TradingView)
価格が50日間SMAを超えた状態を維持できれば、0.34229ドルまで上昇する可能性が高くなる。従って、50日間SMAを超えて終値を付ければ(UTC時間で)、XRPのロングポジションを展開することもできるだろう。以前の分析で示した0.27795ドルで終値を付けるのを待つ必要はない。ストップロスは0.215ドルだ。
XRPが下落し、0.215ドルを下回れば、強気の見方は無効となる。ただ発生する可能性は低いとみている。
翻訳・編集 コインテレグラフ日本版
ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています。
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