BTC/USDT
ビットコインは過去4日間、20日EMA(16,979ドル)付近で取引された後、12月5日に上昇を試みた。しかし、この日のローソク足の上ヒゲは、高値での売りを示唆している。

弱気派は17,622ドルと50日SMA(18,223ドル)の間のオーバーヘッド・ゾーンを精力的に守ることが予想される。価格が下降に転じても、20日EMAを割り込まない場合、トレーダーが押し目で買っていることを示唆することになる。そうなると、20,000ドル、そしてその後21,500ドルまで上昇する可能性が高まる。
あるいは、直上のレジスタンスから下降に転じ、20日EMAを割り込んだ場合、BTC/USDTペアが数日間15,476ドルから18,200ドルの間でレンジ相場が続く可能性を示唆することになる。
ETH/USDT
弱気派は12月3日にイーサを20日EMA(1,251ドル)の下に沈めようとしたが、強気派が譲らなかった。これは、買い手が20日EMAを積極的に守っていることを示唆している。

20日EMAは徐々に上昇に転じ始め、RSIはちょうど中間点の上にあることは、強気派がわずかに優勢であることを示している。これにより、50日SMA(1,334ドル)を上抜ける見通しが高まっている。
そうなれば、ETH/USDTペアは勢いを増し、大きな障害となりうる下降チャンネルのレジスタンスラインまで上昇する可能性がある。
下降局面では、1,236ドルを下回るブレイクと終値は、弱気派が再び主導権を握ろうと試みていることを示唆する。その後、同ペアは1,150ドルまで下落する可能性がある。
XRP/USDT
XRPは0.41ドルのレジスタンスに直面しているが、上昇トレンドラインでサポートを得ている。ここ数日の値動きは、アセンディング・トライアングルパターンを形成しており、これは0.41ドルをブレイクし、終値が上回ると完成する。

そうなれば、トレンド反転の可能性を示唆し、XRP/USDTペアは0.45ドル、その後 0.51 ドルへの上昇を開始する可能性がある。
あるいは、価格が下降に転じ、上昇トレンドラインを割り込むと、強気の設定が無効となる。その場合、価格は0.37ドル、その後0.34ドルまで下落するだろう。このような動きは、同ペアが0.30ドルから0.41ドルの大きなレンジ内にあと数日滞在する可能性を示唆している。
フラットな20日EMAと中点付近のRSIも、目先のコンソリデーションを示している。