BTC / USDT

強気派は、11月30日と12月1日にビットコインを20日間指数移動平均線(57,905ドル)以上の状態に維持することができなかった。これは、弱気派が20日間EMAで抵抗していることを示すものだ。

BTC / USDT日足チャート。出典:TradingView

弱気派は今、100日間単純移動平均線(54,485ドル)と11月28日の日中安値である53,256.64ドル以下にBTC価格を引き下げようとしている。これが成功した場合、BTCは50,000ドルの心理的に重要なサポートにまで急落する恐れがある。

ここを下抜けてしまった場合、売りが勢いを増し、BTCが40,000ドルにまで下落することになるだろう。そのため、ここは注意を払うための重要なサポートとなる。下落傾向にある20日間EMAとネガティブな領域にある相対力指数(RSI)は、弱気派が主導権を握っていることを示唆している。

逆に、BTC価格が100日間SMAから反発し、20日間EMAを上回った場合、安値での蓄積を示すものになる。その後、BTCは50日間SMA(60,750ドル)にまで上昇する可能性がある。

ETH / USDT

イーサ(ETH)は12月1日に4,778.75ドルから下落した。これは、弱気派が過去最高値である4,868ドルで積極的に抵抗していることを示している。ETH価格は50日間SMA(4,319ドル)にまで引き戻された。

ETH / USDT日足チャート。出典:TradingView

ETH価格が現在のレベルから反発した場合、それはセンチメントがポジティブなままであり、トレーダーが押し目買いしていることを示すものだ。その後、強気派は、4,868ドル以上に押し上げようと再び試みるだろう。

これが成功した場合、ETHは上昇トレンドを再開し、次の価格目標は5,796ドルになるだろう。逆に、ETH価格が50日間SMAを下回った場合は、トレーダーが退場している可能性を示すものになるだろう。そうなれば、ETHは強力なサポートである3,900ドルまで後退する恐れがある。

XRP / USDT

XRPが1ドルの心理的レベルを超えたが、それを維持できなかったことは、弱気派が積極的な売りを行っていることを示している。XRP価格は下落し、弱気派は強力なサポートである0.85ドルにまで価格を引き下げようとするだろう。

XRP / USDT日足チャート。出典:TradingView

下降傾向の20日間EMA(1.02ドル)と37未満となっているRSIは、弱気派が主導権を握っていることを示唆している。弱気派が0.85ドル以下にXRP価格を引き下げて、それを維持した場合、XRPは次のサポートである0.70ドルまで急落する恐れがある。

逆に、XRP価格が現在のレベルもしくは0.85ドルのサポートから反発し、20日間EMAを上回った場合は、売り圧力が低下したことになるだろう。その後、XRPは50日間SMA(1.09ドル)にまで上昇する可能性が出てくる。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
 

 

ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています。