BTC / USDT

ビットコインは12月23日に20日間の指数移動平均(EMA)である49,720ドルを上回った。これは、売り手側が主導権を失っていることを示している。20日間EMAは平たんとなっており、中間点付近の相対力指数(RSI)は、短期的なトレンドの変化の可能性を示唆している。

BTC / USDT日足チャート。出典:TradingView

反発の動きは52,314ドルである38.2%フィボナッチリトレースメントレベルにまで上昇し、次に55,560ドルの50%リトレースメントレベルにまで上昇する可能性がある。弱気派はこのゾーンで強く抵抗をするだろう。BTC価格がこのゾーンから下落した場合、弱気派は再び下降トレンドを再開させようとするだろう。

45,000ドルから42,000ドルの強力なサポートゾーンを下抜けてしまえば、30,000ドルまで下落する恐れがある。一方、強気派が55,560ドル以上にBTC価格を押し上げた場合、BTCは58,686ドルの61.8%フィボナッチリトレースメントレベルにまで上昇する可能性がある。このレベルを超えて終値をつければ、史上最高値の再び試す展開が期待される。

ETH / USDT

イーサリアム(ETH)は、12月23日に下降チャネルと20日間のEMA(4,060ドル)を超えて終値を付けた。これは、調整が終了した可能性があることを示す最初の兆候だ。

ETH / USDT日足チャート。出典:TradingView

買い手が20日間EMA以上でETH価格を維持できた場合、強気の勢いが回復し、ETHが4,488ドルに上昇する可能性が出てくる。このレベルは強固なレジスタンスとして機能するだろうが、強気派がさらにETH価格を押し上げた場合、ETHは4,868ドルの史上最高値を再び試す展開となるだろう。

20日間EMAは横ばいであり、RSIは中間点に近づいており、強気派が復権を試みていることを示唆している。

ただし、ETH価格が下落してチャネルに戻った場合、現在の上昇がブルトラップであったことになる。その後、ETHは3,643.73ドルまで下落する恐れがある。このサポートを下抜けてしまえば、200日間単純移動平均線(SMA)である3,316ドルにまで下落する可能性がある。

XRP / USDT

リップル(XRP)は、12月22日に200日SMA(0.94ドル)以上となり、終値を付けた。これは、売り手が主導権を失っていることを示唆するものだろう。弱気派は現在、1ドルの心理的な節目付近で上昇を止めようとしている。

XRP / USDT日足チャート。出典:TradingView

強気筋がXRP価格を移動平均線以下にならないようにした場合、トレーダーが押し目買いをしていることを示唆するものだ。これにより、1ドルを超える上昇の可能性が高まるだろう。これが実現した場合、XRPは1.20ドルにまで上昇し、その後、強固なレジスタンスとなる1.41ドルにまで到達するだろう。

逆に、XRP価格が移動平均線を下回った場合、トレーダーは直上のレジスタンス付近でXRPを売っていることになるだろう。これにより、XRPが0.75ドル~1ドルの間の広いレンジ内に留まってしまうことになるだろう。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
 

 

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