BTC/USDT
ビットコインのリリーフラリーは20日EMA(16,972ドル)にも届かず、トレーダーが高値での買いをためらっていることが示された。売り手は今後、15,476ドルの重要なサポートに価格を引き寄せようとするだろう。
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BTC/USDTペアはディセンディング・トライアングルパターンを形成しており、15,476ドルを下回るブレイクと終値で形成される。このネガティブなセットアップには、13,330ドルのターゲット目標がある。
下降する移動平均線は、弱気派に有利であることを示しているが、RSIの強気なダイバージェンスは、弱気派の勢いが弱まっている可能性を示唆している。
価格が上昇し、ダウントレンドラインを突破した場合、ネガティブセットアップが無効になる可能性がある。その場合、17,622ドルのオーバーヘッドレジスタンスまで上昇する可能性がある。下降トレンドの終焉を示すには、買い手がこのレベルを上回らなければならないだろう。
ETH/USDT
イーサ(ETH)は、11月26日に20日EMA (1,233ドル)に到達したが、強気派は価格をその上に押し上げることができなかった。これは、弱気派が引き続き20日EMAを精力的に守ってきたことが示された。
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売り手は、心理的に重要なレベルである1000ドルに迫る、下降チャネルパターンのサポートラインまで価格を引っ張ろうとする可能性がある。
買い手はこのレベルを全力で守る可能性が高いが、持続的な回復を開始するには、20日EMAのレジスタンスを上抜ける必要がある。ETH/USDTペアはその後、50日SMA(1,337ドル)まで上昇し、その後、レジスタンスラインまで上昇する可能性がある。
下降局面では、チャネルを下回るブレイクと終値は、売りを加速させ、6月安値の881ドルまで沈む可能性がある。
XRP/USDT
XRPは、25日に0.41ドルのオーバーヘッドレジスタンスを上回ったが、当日のローソク足の上ヒゲから見られるように、強気派は高値を維持できなかった。
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このため、28日に20日EMA(0.39ドル)の下に価格を引き込んだ弱気派の売りを誘った可能性がある。価格は、シンメトリカル・トライアングルからのブレイクアウトレベルまで落ち込んでいる。
このレベルを下回ると、XRP/USDTペアが0.30ドルから0.41ドルのレンジ内にあと数日滞在する可能性を示唆するため、注視すべき重要なレベルだ。横ばい推移となっている20日EMAと45付近のRSIは、短期的に強気派の勢いが弱まっていることを示唆している。
新たな上昇の始まりを告げるには、買い手が0.41ドル以上に価格を押し上げ、維持する必要がある。