BTC/USDT

10月23日と10月24日のローソク足の下ヒゲは、強気派が心理的に重要なサポートである60,000ドルを守ろうとしていることを示唆している。ビットコインは上昇を再開し、64,854ドルから67,000ドルのレジスタンスゾーンに挑戦しようとしている。

BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

20日指数移動平均(EMA:58,794ドル)の上昇と相対力指数(RSI)がプラスゾーンにあることから、市場は強気派がコントロールしていることがわかる。BTC/USDTペアが67,000ドルを超えて閉じれば、強気のモメンタムはさらに高まる。

これにより、75,000ドルまでの上昇の可能性の扉が開かれ、その後、目標値である85,756.75ドルまで上昇するかもしれない。

この強気の見方は、価格がレジスタンスから再び下降し、20日EMAを割り込んだ場合には無効となる。その場合、短期トレーダーによるパニック的な売りが発生し、価格は50日単純移動平均(SMA:51,160ドル)まで下がる可能性がある。

ETH/USDT

イーサ(ETH)は10月22日に4,027.88ドルを下回ったが、弱気派はこの優位性を生かすことができなかった。10月23日には強気はがすぐにこのレベルを回復し、押し目での強い買いを示した。

ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

10月24日には、長い下ヒゲで示されているように、4,027.88ドルを下回ろうとする弱気派の試みは阻止された。ETH/USDTペアは、4,027.88ドルを上回る価格を維持すれば、史上最高値である4,375ドルまで上昇する可能性がある。

このレジスタンスをブレイクしてクローズすれば、心理的に重要なレベルである5,000ドルに向けての動きが始まる。

この仮定に反して、価格が現在のレベルから下降に転じた場合、弱気派は価格を20日EMA(3,826ドル)の下に引き込もうとするだろう。これは、強気の勢いが弱まっている可能性を示す最初の兆候だ。そして、50日EMA(3,473ドル)まで下落する可能性がある。

XRP/USDT

リップル(XRP)は10月24日に20日EMA(1.09ドル)を下回ったが、当日のローソク足の下ヒゲは、強気派が下値で買っていることを示唆している。買い手は今後、価格をダウントレンドラインの上に押し上げようとするだろう。

XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

もし彼らがそれに成功すれば、短期トレンドの変化を示唆することになる。XRP/USDTペアはその後1.24ドルまで上昇する可能性があるが、ここでは再び厳しい抵抗を受ける可能性がある。このレベルから下降に転じると、数日間は1.24ドルと1ドルの間のレンジで推移するだろう。

1ドルを割り込んだ場合は、弱気派に有利な展開となり、0.88~0.85ドルの強力なサポートゾーンまで下落する可能性がある。逆に、1.24ドルをブレイクしてクローズした場合は、1.41ドルまで押し上げられるだろう。

ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています。