ビットコイン価格分析

10月11日、ビットコイン(BTC)は20日間指数平滑移動平均線線(27,148ドル)を下抜けたが、弱気派は価格を50日間単純移動平均線線(26,634ドル)以下に引き下げることができなかった。

BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

強気派は10月11日および12日に50日間SMAの防衛に成功したものの、反発を開始するのに苦戦している。これは、より高値での需要の欠如を示している。

次に、弱気派は価格を50日間SMA以下に引き下げ、優勢に立とうとするだろう。このレベルが崩れると、BTC/USDTペアは26,000ドルの強力なサポートを再び試そうとするだろう。ここでは強気派による積極的な買いが見られる可能性が高い。

20日間EMA以上へのラリーは、強気の最初の兆候となるだろう。BTCは次に、28,143ドルの強固なレジスタンスまで上昇する可能性がある。ここを超えることができれば、短期的に上昇トレンド開始を示す可能性があるため、重要なレベルとなるだろう。

イーサ価格分析

イーサ(ETH)は10月12日に重要なサポートである1,531ドルまで下落したが、強気派がこのレベルをしっかりと維持していることがわずかではあるがポジティブなサインだ。

ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

相対力指数(RSI)はポジティブなダイバージェンスの兆候を示しており、弱気の市場心理が弱まっている可能性がある。強気派は価格を移動平均線まで押し上げようとし、弱気派は再び抵抗することになるだろう。

もし価格が20日間EMA(1,606ドル)から急落するならば、それは弱気派が優勢であることを示すだろう。その場合、ETH/USDTペアは1,531ドル以下に崩れ、1,368ドルへの下落を開始する可能性がある。

強気派がこの下落を防ぐためには、価格を移動平均値以上に押し上げる必要がある。次にETHは1,746ドルまで上昇するだろう。そこで弱気派から再び強い抵抗を受ける可能性がある。

XRP価格分析

XRPは10月11日に上昇トレンドラインを下回った。これは強気の勢いが減少していることを示している。価格の下落は、価格がしばらくの間0.41ドル~0.56ドルの間を変化し続けることを示唆している。

XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

0.46ドルがサポートであるが、もしここを下抜けてしまえば、XRP/USDTペアは0.41ドルの重要なレベルまで下落する恐れがある。強気派はこの下落時に積極的に買うと予想され、レンジ内での値動きを維持する可能性がある。

移動平均線を上回り、それを維持できれば、強気の最初のサインとなるだろう。次に、買い手は価格を0.56ドルのレジスタンスまで引き上げようと再び試みるだろう。このレベルを上回れば、新しい上昇トレンドの開始を示すことになるだろう。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

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