BTC / USDT

過去数日間に弱気派がビットコインを100日間単純移動平均線(41,470ドル)以下に沈めることに繰り返し失敗してきたが、これが攻撃的な強気派からの購入とショートトレーダーによる買戻しを引き付けたようだ。

BTC / USDT日足チャート。出典:TradingView

強気派が20日間指数平滑移動平均線(44,485ドル)以上に押し上げた後、10月1日にBTCは急上昇した。継続的な買いにより、BTC価格は50日間SMA(46,604ドル)を上回った。

BTC価格が50日間SMAを上回っている状態を維持した場合、強気派はBTCを右肩より上、48,843.20ドルまで押し上げようとするだろう。これは、強固なレジスタンスである52,920ドルに向けた上昇への扉を開くことになるだろう。

BTCが現在のレベルまたは直上のレジスタンスから反落しても、20日間EMAを下回らない場合、センチメントはポジティブなままであり、トレーダーが押し目買いをしていることを示す。弱気派が優位に立つためには、BTC価格を20日間EMA以下に引き下げる必要がある。

ETH / USDT

イーサリアム(ETH)の9月29日のローソク足の長いヒゲは、弱気派がより高値で売りを行ったことを示しているが、強気はETH価格が100日間SMA(2,794ドル)を下回ることを阻止した。これは、強気派がより安値で買い続けていることを示している。

ETH / USDT日足チャート。出典:TradingView

過去2日間の積極的な購入により、ETH価格は50日間SMA(3,290ドル)以上に押し上げられた。50日間SMAと下降トレンドラインの間のゾーンは、弱気派が抵抗する重要なゾーンとなるだろう。もし強気派がETH価格をこのゾーンより上に押し上げると、ETHが3,676.28ドルにまで上昇することになるだろう。

20日間EMAは横ばいであり、相対力指数(RSI)はポジティブの領域に上昇した。これは、強気派が復活していることを示唆している。ETH価格が現在のレベルから反落し、100日間SMAを下回った場合、この見方は無効になる。

XRP / USDT

リップル(XRP)の20日間EMA(0.99ドル)と100日間SMA(0.89ドル)の間のタイトなレンジでの取引は、10月1日に上昇する形で解消された。横ばいとなっている20日間EMAと中間点近くのRSIは、強気派が復調していることを示唆している。

XRP / USDT日足チャート。出典:TradingView

しかし、今日のローソク足の長いヒゲは、弱気派がまだあきらめておらず、50日間SMA(1.11ドル)を守ろうとしていることを示唆している。XRP価格が現在のレベルから反落した場合、弱気派は価格を100日間SMAまで引き下げようとするだろう。

一方、強気筋が50日間SMA以上にXRP価格を押し上げた場合には、調整が終了したことを示すことになるだろう。XRPは、強固なレジスタンスである1.41ドルに向けて上昇を始めるだろう。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

 

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