BTC/USDT

弱気派はビットコインを39,600ドルの強力なサポートに向かって引き下げようとしている中、過去2日間のローソク足の下ヒゲは、強気派が諦めていないことを示している。強気派は押し目時に買っているが、20日指数移動平均(EMA:43,804ドル)の上に価格を押し上げることができていないことがマイナス要因となっている。

BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

移動平均線は下に傾斜しており、相対力指数(RSI)もマイナス圏にとどまっているため、弱気派が優勢であることがわかる。現在のレベルまたは20日EMAから下降に転じた場合、弱気派は再びBTC/USDTペアを39,600ドルまで沈めようとするだろう。これは、短期的に注目すべき重要なレベルだ。

このレベルが割れた場合、いくつかのストップロスが発動される可能性があるため、弱気派の勢いが強まる可能性がある。その結果、30,000ドルまで下落するだろう。

一方で現在のレベルや39,600ドルのサポートから反発した場合、強気派が移動平均線の上に価格を押し上げようとする。価格が50日単純移動平均(SMA:47,070ドル)の上で維持された場合、否定的な見解は無効になり、価格は52,088ドルの厳しい直上のレジスタンスまで上昇する可能性がある。

ETH/USDT

イーサ(ETH)は、下落の動きを続けており、2,928.83ドルのサポートに接近している。強気派は、このレベルを守り、リリーフラリーを開始しようとする可能性がある。

ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

そうなれば、ETH/USDTペアは20日EMA(3,381ドル)まで上昇する。これを上抜けると、弱気派が勢いを失いつつある可能性を示す最初の兆候となるため、要注意のレジスタンスだ。

このレジスタンスを上抜けた場合、トレンドが変化する。同ペアは、4,200ドルに向けて上昇を開始するだろう。

逆に、現在の水準や20日EMAから下降に転じた場合、2928.83ドルを割り込む可能性が高まる。その場合、同ペアは2,652ドルの強力なサポートまでスライドするだろう。

XRP/USDT

リップル(XRP)は、ここ数日20日EMA(0.78ドル)と0.75ドルのサポートにはさまれていたが、1月19日にダウンサイドに向かった。これは、弱気派が強気派を圧倒したことを示している。

XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

下降する移動平均線とマイナス圏にあるRSIは、弱気派が有利なことを示している。価格が0.75ドル以下で維持された場合、弱気派はその優位性を生かし、XRP/USDTペアを0.69ドルまで沈めようとするだろう。

この想定に反して、価格が現在のレベルから上昇に転じ、移動平均線を上回れば、強気派が押し目時に蓄積していることを示す。それは、1ドルのオーバーヘッドレジスタンスに到達するリリーフラリーを開始する可能性がある。

ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています。