金の投資家として有名なピーター・シフ氏は、中国がゴールド(金)に裏付けされたデジタル人民元を発行することになれば、ビットコイン(BTC)は不利になる」と、11月2日にツイッターで述べた

シフ氏は、ビットコイン懐疑派として知られている。今回、ビットコイン強気派で仮想通貨アナリストのマックス・カイザー氏の発言に対して、以下のように批判している。

「@maxkeiserによると、私はバカだそうだ。ビットコインより金の方がマネーとしての価値があると思っているから」

さらにこれまでのシフ氏の主張と同様にビットコインには裏付けされているものがなく、価値がないと強調した。

「彼は中国が金で裏付けされた仮想通貨を公開しようとしていると主張している。これは金にとって強気で、ビットコインにとっては弱気要素だ。金に裏付けされた仮想通貨は、何にも裏付けされていない通貨よりはるかにましだからだ!

カイザー氏は、これに対してコメントは公開していない。

中国では先月末、中国政府系のシンクタンク中国国際経済交流センター(CCIEE)の幹部が、デジタル通貨を世界で初めて発行するのは中国の中央銀行だろうとの見解を示している。

【関連記事:「中国の中銀が最初にデジタル通貨発行する」政府系シンクタンク幹部が発言|SWIFTや仮想通貨リブラに苦言


翻訳・編集 コインテレグラフ日本版