仮想通貨(暗号資産)投資企業のパンテラキャピタル(Pantera Capital)にとって2020年は非常に良い年となっているようだ。2019年に比べて3倍の資金を調達している。投資家の平均投資額も4倍以上となっており、大口の投資家によるものが増えているようだ。

最近の米証券取引委員会(SEC)への開示によると、パンテラベンチャーファンドⅢはこれまでに1億64,70万5,834ドルを調達しており、そのうちの68,84万1,379ドルは過去12ヶ月間で調達している。ファンドは昨年、24,41万9,455ドルしか調達することができなかった。ただ、2018年の調達額71,44万5,000ドルをまだ上回ってはいない。

出典: Cointelelgraph, SEC. パンテラキャピタルの2018~2020の資金調達

投資家の平均投資額はおよそ177万ドルで、2019年と比較して4倍以上に増加し、2018年と比べて2倍となっている。これは機関投資家の関心の高まりを示している可能性があるだろう。特に最近では、仮想通貨投資企業グレイスケールが全米でテレビ広告を放映したり、ビットコイン強気派のマイク・ノボグラッツ氏が率いる仮想通貨投資企業ギャラクシー・デジタルが大手経済紙フィナンシャル・タイムズに全面広告を掲載したりと、仮想通貨への関心を高めようとする動きも出ている。

2018年は、仮想通貨ヘッジファンドにとっては酷い年だったと一般的に言われている。ヘッジファンドデータべーズのエウレカヘッジ(Eurekahedge)の仮想通貨ヘッジファンドインデックスでは、2018年には71.81%の減少を記録したが、2019年にはやや回復して15.56%の増加となった。これまでのところ、2020年は46.98%の増加となっている。

パンテラキャピタル創業者の強気予想

パンテラキャピタルの創業者であるダン・モアヘッド氏は最近、今後2年間でビットコイン(BTC)価格が10万ドルになるとの強気予想を示している。

モアヘッド氏は8月5日に公開されたインタビューの中で、2021年8月で11万5000ドルに到達するという予想について触れたパンテラの投資家向けレターを取り上げた。これはストック・トゥ・フローモデルに基づいた分析について紹介したものだが、モアヘッド氏自身の予測はもう少し控えめだという。

「私の一般的な反応は、それ(BTC)が9年間で209%で成長しているという点だ。今後2年間で少なくとも209%で成長するとすれば、2年間で100,000ドルになると思う。私はこれは起こると信じている」

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン