ビットコインの価格発見が行われているのは、上位10社の大手仮想通貨取引所だという。ブルームバーグが15日、仮想通貨のデータ分析を手掛けるデジタル・アセット・リサーチ(DAR)の研究を紹介している。
DARによれば、仮想通貨の価格発見が行われているのは、バイナンスやリキッド、コインベース、フォビなどの10の取引所だ。日本の取引所ではリキッドとビットフライヤーが10大取引所に選ばれている。法人クライアントへの調査から明らかになったという。
出典:ブルームバーグ ビットコインの価格発見をリードしている取引所(右の数字は価格を主導した回数)
DARのダグ・シュウェンク会長は「多くの時間をかけるならば、これらの取引所のグループに関心を向ければいいといことだ」と、ブルームバーグに語っている。
仮想通貨市場では、取引所の取引高が水増しや仮装売買がされているといった指摘がされている。調査会社ザ・タイは昨年3月、仮想通貨取引所の90%に取引高水増しの疑いがあると指摘している。
こういった指摘があるものの、今回調査したDARのエリン・フリッツ氏は、「市場の取引高が偽物があるとしても、それが価格に大きな影響を与えることはない」と主張している。
この調査結果は、米証券取引委員会が審査するビットコインETF(上場投資信託)にも追い風になるかもしれない。
SECはビットワイズが申請していたビットコインETFを拒否する理由として、ビットコイン市場での価格操作疑惑や仮想取引の存在を挙げていた。
これに対してビットワイズ側は、ビットコイン価格は価格操作への「固有の耐性」を持っていると反論している。今回の調査結果は、ビットワイズ側の主張を後押しするものになるかもしれない。
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